国内の取り組み

国内のサンゴ礁保全の取り組み

環境省では、サンゴ礁保全に向けて、関連各機関との連携により、海域公園の管理や自然再生事業、エコツーリズムなどの取組を積極的に行っています。

ここでは、環境省の主な取組のみを紹介しています。その他の様々な主体による取組や、環境省によるその他の取組については、「サンゴ礁生態系保全行動計画」をご覧ください。

自然公園(海域公園)の管理

日本の国立公園や国定公園には、陸域だけでなく海域も含まれます。海域を保全管理する「海域公園」では、地域の特徴や現状にあわせ、開発行為を規制するとともに、サンゴの保全に向けて、オニヒトデの駆除や、サンゴについて理解を深めるために自然観察会や、各種調査を実施しています。

沖縄海岸国定公園(座間味)の風景
 
サンゴが生息する海域公園をもつ国立公園・国定公園 地図 大山隠岐国立公園 壱岐対馬国定公園 (外部リンク) 玄海国定公園 (外部リンク) 西海国立公園 雲仙天草国立公園 日豊国定公園 (外部リンク) 屋久島国立公園 室戸阿南海岸国定公園 (外部リンク) 吉野熊野国立公園 富士箱根伊豆国立公園 南房総国定公園 (外部リンク) 小笠原国立公園 足摺宇和海国立公園 西表石垣国立公園 沖縄海岸国定公園 (外部リンク) 奄美群島国定公園 (外部リンク) 霧島錦江湾国立公園

自然再生事業

自然再生事業とは、過去に損なわれた生態系や自然環境を取り戻すことを目的とした事業です。日本では、湿地、草原、森林、干潟など、様々な生態系/自然環境を対象とした自然再生事業が行われています。そのなかには、サンゴ礁生態系を対象とした自然再生事業もあります。

環境省では、自ら自然再生事業に取り組むほか、地元住民や市民団体、行政など、様々な主体による自然再生事業を支援しています。

環境省が取り組んでいるサンゴ関係の自然再生事業

竜串自然再生(足摺宇和海国立公園)(外部リンク)

竜串は、高知県土佐清水市に位置する、日本で最初の海中公園地区(当時)です。近頃では、河川から流れ込んだ泥土が滞積したりするなどし て、サンゴが大きく減っています。

石西礁湖自然再生 (西表石垣国立公園)(外部リンク)

石西礁湖(せきせいしょうこ)は、沖縄県の石垣島と西表島の間に広が る、日本を代表するサンゴ礁海域です。近頃では、赤土の流出や高水温 等による白化、オニヒトデの大量発生等により、大きく衰退しています。

そこで、地元住民や市民団体、行政など、様々な主体が集まり、2006年 に自然再生協議会を結成し、石西礁湖の自然再生に向けた様々な取組 を行っています。

※自然再生について、詳しくはこちらをご覧ください。
石西礁湖自然再生協議会の様子
石西礁湖自然再生協議会の様子
 

エコツーリズム

エコツーリズムは、地域ぐるみで自然環境や歴史文化など、地域固有の魅力を観光客に伝えることにより、その価値や大切さが理解され、保全につながっていくことを目指していく仕組み・考え方です。

エコツーリズムの対象は、雄大な自然から里山、地域文化まで地域によって様々ですが、サンゴ礁の海を対象とした取組も行われています。

環境省では、エコツーリズムに取り組む地域を支援しています。

※エコツーリズムについて詳しくはこちらをご覧ください。
小学生のスノーケリング体験の様子
小学生のスノーケリング体験の様子
 

その他

サンゴ礁生態系保全行動計画

環境省では、我が国におけるサンゴ礁生態系の保全と持続可能な利用を通した地域社会の持続的な発展に向け、2010年4月に「サンゴ礁生態系保全行動計画」を策定し、サンゴ礁の保全に取り組んでいます。

国際サンゴ礁研究・モニタリングセンター(外部リンク)

環境省では、沖縄県石垣市に国際サンゴ礁研究・モニタリングセンターを設置しています。センターでは、サンゴ礁に関する情報の収集整理、モニタリング調査、普及啓発活動などを行っています。

各種自然環境調査

環境省では、自然環境保全基礎調査、モニタリングサイト1000などの各種調査を行っています。

自然環境保全基礎調査(外部リンク)

一般に「緑の国勢調査」と呼ばれる調査で、国土全体の自然環境の状況を調査しています。調査結果は公表されており、自然環境に関する基礎資料として活用されています。

サンゴ礁については、「干潟・藻場・サンゴ礁調査」として、1978年度、1989年度~1992年度、1997年度~2001年度に調査が行われています。

モニタリングサイト1000(外部リンク)

 日本全国に、モニタリングサイトを1,000ヶ所程度設置し、基礎的な環境情報の収集を長期にわたって継続するプロジェクトです。2011年7月現在、全1,013サイトのうち、サンゴ礁の調査サイトは24サイトあります。