環境省大気環境・自動車対策黄砂黄砂対策への環境省の取組

ADB−GEF黄砂対策プロジェクト


黄砂発生時の北京「黄砂パンフレット」掲載写真より

 黄砂は、国境を越える環境問題であることから、効果的な調査・対策を実施するためには、関係する各国の協調が重要です。黄砂発生源地域を有する風上の国と、発生源から離れた風下の国では被害の内容・程度も異なり、特に、日本国内には黄砂発生源地域はないため、発生源情報の収集や対策の実施に関しては、国際連携による共同作業が不可欠です。
 このため、2003年1月より、国連環境計画(UNEP)、国連アジア太平洋経済社会委員会(UNESCAP)、国連砂漠化対処条約事務局(UNCCD)、アジア開発銀行(ADB)の4国際機関と日本、中国、韓国、モンゴルの4カ国により共同プロジェクト(ADB−GEF(地球環境ファシリティ)黄砂対策プロジェクト)が実施されました。
 環境省では同プロジェクトに積極的に貢献するとともに、関係国や国際機関との協力を進めています。



黄砂パンフレット」掲載図より


マスタープラン報告書 Volume 1表紙

 ADB−GEF黄砂対策プロジェクトは、GEF及びADBの資金を活用し、黄砂対策関連情報の収集評価や黄砂対策マスタープラン作り等に取り組むものです(→これまでの経緯と概要)。
 フェーズI(2003−2005年)では、黄砂対策関連情報の収集評価が行われるとともに、北東アジアにおける黄砂のモニタリング・早期警報ネットワークの確立に向けた段階的なプログラムと、黄砂発生源における対策技術及び投資戦略に関するマスタープランが作成され、2005年には下記の3巻から成る報告書がまとめられました。

Volume 1: A Master Plan for Regional Cooperation for the Prevention and Control of Dust and Sandstorms「黄砂の防止と抑制に関する地域協力のためのマスタープラン」
Volume 2: Establishment of a Regional Monitoring and Early Warning Network for Dust and Sandstorms in Northeast Asia 「黄砂の地域モニタリング及び早期警報ネットワークの確立」
Volume 3: An Investment Strategy for Dust and Sandstorms Prevention and Control through Demonstration Projects 「実証プロジェクトを通しての黄砂の防止と抑制に関する投資戦略」


上記の報告書はADBホームページにおいて、英語版がご覧になれます。またVolume 1に関しては、日本語版、中国語版、韓国語版、モンゴル語版もご覧いただけます。


 今後は上記マスタープランに盛り込まれた内容の具現化が求められており、施策の実施に係るプロジェクト(フェーズII)の立ち上げが検討されています。
 環境省では同プロジェクトを通し、黄砂対策に向けて関係各国や国際機関とより一層の協力を進めて行く予定です。

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