第1回SDGsリーダー研修 いすみレポート
2019年10月4日~6日に開催。
テーマは「地域資源の宝庫”千葉県いすみ市”において、新しい「農」「漁」「暮らし」に学ぶ」。
民間企業、自治体等から26名の方が参加しました。
【10/4】~地域の現状と課題について話を聞く~
1日目は講師の方々の「講演」を聞いて学ぶことがメインでした。
まず、いすみ市を街歩きしてから、環境省による挨拶、参加者同士の自己紹介でスタート。いすみ市 山口さん、いすみライフスタイル研究所 髙原さん、京葉銀行 根津さんの講演で「いすみ市の取組と課題の概要」「いすみ市の活動から考える地域循環共生圏」「地域金融機関から見る地域の未来」等について学びました。
講演後のグループワークでは、一人ひとりが抱える課題を共有し、研修終了後は懇親会へ。地元の漁港で採れた魚や農福連携で作られた日本酒などを堪能しながら、交流を深めて楽しい時間を過ごしました。




【10/5】~すでに活躍している施設を訪れる~
2日目は実際に“見て学ぶ”ということで「現地視察」。
テーマごとに3グループに分かれて行いました。
Aグループは“食と農業”をテーマに「農園タロとあき」「ファームヤード石野」「みねやの里」、Bグループは“水産物と観光”をテーマに「丸大水産」「アルファ」「大原漁港周辺」、Cグループは“人とのつながり”をテーマに「シェアハウス星空の家」「創造系不動産」「green+」を訪問。
現場の声を聞き、自分の事業の課題と合わせた熱心な質疑応答がされました。
その後、ソトコト 指出さん、グリーンズ 鈴木さんによる講演で「関係人口のつくり方」「持続可能な地域づくりのはじめ方」等について学び、研修の最後は、実際にいすみ市で学んだことを話し合ってまとめ、グループごとに学んだことを共有。夕食後も有志で集まった人たちの白熱した議論が夜遅くまで続きました。




【10/6】~マイプロジェクトを発表する~
3日目は自分の構想を発表する「成果発表会」。
大原漁港の「港の朝市」を訪れてから、いすみ市の“地域循環共生圏曼荼羅”を共有した後、自分の構想と似たテーマの人や話をしてみたい人たちで3つのグループに分かれ、グループ内で自らの構想を発表。メンバー同士で議論しながら内容を練りました。
そして、各グループの代表3名が全員の前でプレゼン。「獣害対策に貢献するツアー」「生産者と飲食店をつなぐメニュー表づくり」「いすみ市のOBを巻き込んだプラットフォームづくり」等、地域の特性に合わせた多様なアイデアを発表しました。
発表後、講師から講評をいただき、最後にいすみ市長、環境省の挨拶で3日間の研修は終了。集合写真の撮影では今後の活動につながる学びや人脈を得た達成感の笑顔があふれました!




研修スケジュール
10/4金
13:15〜14:00
開会挨拶・ガイダンス
講師:環境省/事務局
14:00〜14:15
いすみ市の取組と課題の概要
講師:いすみ市役所
14:15~16:45
視察&ディスカッション
講師:高秀牧場
16:45~17:00
多様なつながりから生まれる地域内循環
~市民活動を通じてみるいすみ市~
講師:
NPO法人いすみライフスタイル研究所 理事長
髙原和江 氏
17:00〜17:30
いすみ市の地方創生
〜地域金融機関から見て〜
講師:
京葉銀行 法人営業部 副部長
根津久一郎 氏
17:30〜18:30
1日目の振り返り・まとめ
講師:事務局
19:00〜21:00
懇親会
10/5土
9:00〜15:00
視察&ディスカッション
講師:A〜Cのグループごと(★)
15:00〜16:00
関係人口のつくり方
〜ぼくらは地方で幸せを見つける〜
講師:
株式会社sotokoto online
ソトコト編集部 編集長
指出一正 氏
16:00〜16:30
コミュニティを通じた
持続可能な地域づくりのはじめかた
講師:
NPOグリーンズ代表
鈴木菜央 氏
16:45〜18:30
〔グループワーク〕
地域循環共生圏の創造に向けた取組を考える
講師:いすみ市/鈴木菜央氏/事務局
18:30〜18:45
2日目のまとめ
講師:事務局
視察&ディスカッションのヒアリング先等
Aグループ 〜食と農業〜
農園タロとあき
ファームヤード石野
農事組合法人みねやの里
Bグループ 〜水産物と観光〜
(有)アルファ
大原漁港周辺
(有)丸大水産
Cグループ 〜人のつながり〜
創造系不動産
カフェgreen+
古民家シェアハウス 星空の家
10/6日
8:00〜9:00
大原漁港・港の朝市

9:30〜11:30
研修成果発表会
11:45〜12:15
発表のまとめ
講師:環境省/いすみ市/事務局
12:15〜12:30
閉会挨拶・事務連絡
講師:環境省/事務局