報道発表資料

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2026年07月06日
  • 自然環境

東京港大井ふ頭におけるヒアリの確認について

<東京都同時発表>

 令和8年6月30日(火)に東京港大井ふ頭の物流施設においてコンテナからアリが発見され、専門家による同定の結果、要緊急対処特定外来生物ヒアリ(Solenopsis invicta)であることが確認されましたので、お知らせします。

 本件は、中国厦門港(あもいこう)を出港し、東京港で陸揚げされた後、東京港大井ふ頭の物流施設に運び込まれたコンテナからヒアリが確認され、その後、当該コンテナ周辺の地表面でもヒアリが確認されたものです。
 これは今年度13事例目のヒアリ確認事例です。(平成29年6月以降の累計では184事例)

経緯

6/19(金)
  中国の厦門港から当該コンテナを積載した船舶が出港。

6/23(火)
  東京港青海ふ頭に入港し、コンテナを陸揚げ。

6/29(月)
  東京港青海ふ頭コンテナヤードから陸路にてコンテナを東京港大井ふ頭の物流施設に移動。

6/30(火)
  事業者がコンテナの扉を開けて積荷を取り出したところ、コンテナ奥で多数のアリと、積荷に付着した少数のアリを確認。殺虫処理の後、コンテナを封鎖するとともに、環境省に通報。

7/1(水)
  環境省職員がコンテナ及び積荷を確認したところ、コンテナ内部に大量のアリの死骸を確認。サンプルを採取するとともに、コンテナ内部とコンテナ及び積荷の周囲に殺虫餌(ベイト剤)を配置。
敷地内を調査したところ、コンテナ近くの植栽沿いに配置したベイト(誘引餌)に集まるヒアリと疑わしいアリを確認。サンプルを採取するとともに、周囲に殺虫餌(ベイト剤)を配置。環境省が専門家に同定を依頼。

7/2(木)
  環境省から依頼を受けた専門家が、当該アリについてヒアリであることを確認。

  

今回確認されたヒアリについて

確認されたアリは、コンテナ内部及び積荷の表面では、ヒアリの働きアリ約1,000個体、羽アリ約20個体、コンテナ周辺の地表面では、ヒアリの働きアリ約80個体です。

対応状況

 今後、当該コンテナ及び積荷の消毒を実施します。また、物流施設の敷地内と、コンテナが置かれていた東京港青海ふ頭のコンテナヤードにおいて、東京都等と協力し、目視等によるモニタリングと殺虫餌(ベイト剤)の設置を実施します。
 なお、「ヒアリ類(要緊急対処特定外来生物)に係る対処指針を定める件(令和5年国土交通省・環境省告示第1号)」を踏まえ、関東地方環境事務所から東京都等の関係機関に対して以下を依頼しています。
  • ヒアリが確認された貨物の搬送に関わったコンテナ管理者、運搬車両等の事業関係者及びコンテナターミナル管理者等に当該生物の混入があったことを周知し、他に混入の恐れがないか、さらなる確認を依頼すること。 
  • 今後、同様のルートで製品を輸入する際に、ヒアリその他の特定外来生物の付着・混入がないよう注意し、発見時の対策について準備をすること。 
  • ヒアリやアカカミアリを含むヒアリ類と疑わしいアリをコンテナや積荷で確認した場合は、密閉等により逸出を防ぎ、速やかに環境省に連絡すること。
  • ヒアリ類の疑いがある場合には、特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(平成16年法律第78号。以下「外来生物法」という。)に基づき、環境省からコンテナや積荷等の移動制限又は移動禁止の命令が出される場合があること及びヒアリ類と同定後には当該コンテナや積荷等の消毒又は廃棄の命令が出される場合があることに留意すること。
  • 今後、環境省等が実施する調査に協力すること。

(参考)要緊急対処特定外来生物とは

外来生物法第2条第3項に基づき、「特定外来生物のうち、まん延した場合には著しく重大な生態系等に係る被害が生じ、国民生活の安定に著しい支障を及ぼすおそれがあるため、当該特定外来生物又はその疑いのある生物を発見した場合において検査、防除その他当該特定外来生物の拡散を防止するための措置を緊急に行う必要があるもの」として政令で指定するもの。
 

今回確認されたヒアリ


今回確認されたヒアリの働きアリ     今回確認されたヒアリの羽アリ

今回ヒアリが発見された場所

疑わしいアリの発見時の対応について

疑わしいアリを発見された方は、以下に留意するようお願いします。

<事業者の皆様へのお願い>

コンテナ等の開封時等にヒアリやアカカミアリを含むヒアリ類と疑わしいアリを発見した場合、まずは刺激を避けつつ、コンテナ等のどの箇所にどの程度の生きたアリがいるか等の状況を確認してください。
  1. アリが少数しかおらず、密閉されたコンテナや積荷内等で逃げ出すおそれのない場合は、市販のスプレー式殺虫剤等でその場で駆除してください。その上で、環境省地方環境事務所等に速やかに連絡し、取扱いについて相談してください。
  2. 多数の生きたアリの集団がいる(と予想される)場合は、コンテナ等の扉を閉めて、逃げ出さないよう静置してください。その上で、環境省地方環境事務所等に速やかに連絡し、取扱いについて相談してください。コンテナ等の外で確認された場合についても同様に連絡をお願いします。可能であれば、強粘着の布ガムテープ等でコンテナの目張りをするなど、アリが逃げ出さないように対応してください。
詳細については、「ヒアリの防除に関する基本的考え方 Ver.4.2」のP20~25を参照してください。
https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/attention/file/hiariboujo.pdf

また、対象事業者がとるべき措置について定めた「ヒアリ類に係る対処指針」に関する情報は以下ウェブサイトの「■ヒアリ類(要緊急対処特定外来生物)に係る対処指針について」を参照してください。
https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/attention/04_business/index.htm

<一般の皆様へのお願い>

ヒアリの詳しい特徴や注意事項、見つけたときや刺されてしまった場合の対処方法などについては下記を参照してください。
「要緊急対処特定外来生物ヒアリに関する情報」
https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/attention/hiari.html

ヒアリやアカカミアリを含むヒアリ類と疑わしいアリを発見した場合や、ヒアリの特徴等の一般的な問合せ、健康被害の問合せ等については、「ヒアリ相談ダイヤル」を御利用ください。
  • 受付日:土日祝を含む毎日 (12/29~1/3は除く)
  • 受付日時:午前9時から午後5時
  • ヒアリ相談ダイアル 0570-046-110

チャットボット(自動会話プログラム)による情報提供や相談受付等も行っています。以下のURLから、24時間、365日御利用いただけます。
「アリーのヒアリ相談チャットボット」
https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/attention/05_contact/index.html

連絡先

環境省自然環境局 野生生物課 外来生物対策室
代表
03-3581-3351
直通
03-5521-8344
室長
中島 治美
室長補佐
田中 里奈
担当
中口 圭
 
 
関東地方環境事務所 野生生物課
直通
048-600-0817
課長
刈部 博文
専門官
高倉 博史

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