報道発表資料

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2026年06月29日
  • 自然環境

東京港大井ふ頭におけるヒアリの確認について

<東京都、大田区同時発表>

 令和8年6月25日(木)に東京港大井ふ頭のバンプール※に運び込まれたコンテナからアリが発見され、専門家による同定の結果、要緊急対処特定外来生物ヒアリ(Solenopsis invicta)であることが確認されましたので、お知らせします。

 本件は、中国蛇口(じゃこう)港を出港し、東京港で陸揚げされ、埼玉県久喜市の民間事業者敷地内で荷下ろし後、東京港大井ふ頭のバンプールに返却されたコンテナ内から多数のアリが確認されたものです。 
 これは今年度10事例目のヒアリ確認事例です。(平成29年6月以降の累計は181事例)

 ※バンプール:空コンテナを集積・保管・蔵置し、受け渡しを行う場所。 

経緯

6/8(月) 

  中国の蛇口港から当該コンテナを積載した船舶が出港。 

6/13(土) 
  東京港青海ふ頭に入港し、コンテナを陸揚げ。 

6/24(水) 
   東京港青海ふ頭コンテナヤードから陸路にてコンテナを埼玉県久喜市の民間事業者敷地に搬入し、荷下ろし。その後、コンテナを同市内の別の民間事業者の駐車場に移動。 

6/25(木) 
  埼玉県久喜市の民間事業者の駐車場から東京港大井ふ頭の臨時バンプールに陸路でコンテナを移動。
  事業者がコンテナの扉を開けたところ多数のアリを確認したため、コンテナを封鎖し、環境省に連絡。
  環境省職員がコンテナを確認したところ、扉外側の縁に2個体のヒアリと疑わしいアリを確認し、殺虫処理。コンテナの扉を開けたところ、内部の扉近くの床に大量のヒアリと疑わしいアリを確認。疑いアリのサンプルを採取するとともに、コンテナ内部に殺虫餌(ベイト剤)を散布し、コンテナを封鎖。環境省が専門家に同定を依頼。
  同日、環境省から依頼を受けた専門家が、当該アリについてヒアリであることを確認。 

6/26(金)  
  埼玉県久喜市内の当該コンテナが置かれていた場所において、埼玉県、久喜市と協力してモニタリングを実施するとともに、殺虫餌(ベイト剤)を設置。ヒアリの確認はなし。 

今回確認されたヒアリについて

確認されたアリは、ヒアリの働きアリ1,000個体以上、卵・幼虫又はサナギ30個体以上、羽アリ4個体です。

対応状況

 今後、当該コンテナの消毒を実施予定です。また、コンテナが置かれていた東京港青海ふ頭のコンテナヤードと東京港大井ふ頭の臨時バンプールにおいて、東京都等と協力し、目視等によるモニタリングと殺虫餌(ベイト剤)の設置を実施します。 
 なお、「ヒアリ類(要緊急対処特定外来生物)に係る対処指針を定める件(令和5年国土交通省・環境省告示第1号)」を踏まえ、関東地方環境事務所から東京都等の関係機関に対して以下を依頼しています。 
  • ヒアリが確認された貨物の搬送に関わったコンテナ管理者、運搬車両等の事業関係者及びコンテナターミナル管理者等に当該生物の混入があったことを周知し、他に混入の恐れがないか、さらなる確認を依頼すること。 
  • 今後、同様のルートで製品を輸入する際に、ヒアリその他の特定外来生物の付着・混入がないよう注意し、発見時の対策について準備をすること。 
  • ヒアリやアカカミアリを含むヒアリ類と疑わしいアリをコンテナや積荷で確認した場合は、密閉等により逸出を防ぎ、速やかに環境省に連絡すること。
  • ヒアリ類の疑いがある場合には、外来生物法に基づき、環境省からコンテナや積荷等の移動制限又は移動禁止の命令が出される場合があること及びヒアリ類と同定後には当該コンテナや積荷等の消毒又は廃棄の命令が出される場合があることに留意すること。
  • 今後、環境省等が実施する調査に協力すること。

(参考)要緊急対処特定外来生物とは

外来生物法第2条第3項に基づき、「特定外来生物のうち、まん延した場合には著しく重大な生態系等に係る被害が生じ、国民生活の安定に著しい支障を及ぼすおそれがあるため、当該特定外来生物又はその疑いのある生物を発見した場合において検査、防除その他当該特定外来生物の拡散を防止するための措置を緊急に行う必要があるもの」として政令で指定するもの。

今回確認されたヒアリ


今回確認されたヒアリの働きアリ          今回確認されたヒアリの羽アリ

今回ヒアリが発見された場所

疑わしいアリの発見時の対応について

疑わしいアリを発見された方は、以下に留意するようお願いします。

<事業者の皆様へのお願い>

コンテナ等の開封時等にヒアリやアカカミアリを含むヒアリ類と疑わしいアリを発見した場合、まずは刺激を避けつつ、コンテナ等のどの箇所にどの程度の生きたアリがいるか等の状況を確認してください。
  1. アリが少数しかおらず、密閉されたコンテナや積荷内等で逃げ出すおそれのない場合は、市販のスプレー式殺虫剤等でその場で駆除してください。その上で、環境省地方環境事務所等に速やかに連絡し、取扱いについて相談してください。
  2. 多数の生きたアリの集団がいる(と予想される)場合は、コンテナ等の扉を閉めて、逃げ出さないよう静置してください。その上で、環境省地方環境事務所等に速やかに連絡し、取扱いについて相談してください。コンテナ等の外で確認された場合についても同様に連絡をお願いします。可能であれば、強粘着の布ガムテープ等でコンテナの目張りをするなど、アリが逃げ出さないように対応してください。
詳細については、「ヒアリの防除に関する基本的考え方 Ver.4.2」のP20~25を参照してください。
https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/attention/file/hiariboujo.pdf

また、対象事業者がとるべき措置について定めた「ヒアリ類に係る対処指針」に関する情報は以下ウェブサイトの「■ヒアリ類(要緊急対処特定外来生物)に係る対処指針について」を参照してください。
https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/attention/04_business/index.htm

<一般の皆様へのお願い>

ヒアリの詳しい特徴や注意事項、見つけたときや刺されてしまった場合の対処方法などについては下記を参照してください。
「要緊急対処特定外来生物ヒアリに関する情報」
https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/attention/hiari.html

ヒアリやアカカミアリを含むヒアリ類と疑わしいアリを発見した場合や、ヒアリの特徴等の一般的な問合せ、健康被害の問合せ等については、「ヒアリ相談ダイヤル」を御利用ください。
  • 受付日:土日祝を含む毎日 (12/29~1/3は除く)
  • 受付日時:午前9時から午後5時
  • ヒアリ相談ダイアル 0570-046-110

チャットボット(自動会話プログラム)による情報提供や相談受付等も行っています。以下のURLから、24時間、365日御利用いただけます。
「アリーのヒアリ相談チャットボット」
https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/attention/05_contact/index.html

連絡先

環境省自然環境局 野生生物課 外来生物対策室
代表
03-3581-3351
直通
03-5521-8344
室長
中島 治美
室長補佐
田中 里奈
担当
中口 圭
 
 
関東地方環境事務所 野生生物課
直通
048-600-0817
課長
刈部 博文
専門官
高倉 博史

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