報道発表資料

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2024年10月29日
  • 自然環境

国立公園ならではの宿泊施設に関する試行的取組の公募について

 環境省では、政府が平成28年3月に取りまとめた「明日の日本を支える観光ビジョン」に基づき、「国立公園満喫プロジェクト」を推進しています。
 同プロジェクト推進の一環として、令和6年5月から「国立公園ならではの宿泊施設との連携方策検討会」を開催しており、この度、本検討会の議論を踏まえとりまとめた「国立公園ならではの宿泊施設ガイドライン(1.0版)」について、本格運用に向けた知見を集積するため、環境省とともに試行的取組を行う国立公園宿舎事業者を公募いたしますので、お知らせします。

試行的取組の公募

(1)概要

 「国立公園ならではの宿泊施設ガイドライン(1.0版)」(以下「ガイドライン」という。)を踏まえ、国立公園ならではの宿泊施設を目指す「試行的取組」に、環境省と連携して取り組んでいただく国立公園宿舎事業者を公募します。
 本試行的取組は、国立公園ならではの宿泊施設を目指す取組のモデルを示すとともに、取組の検討プロセスを通じてガイドラインの本格運用に向けた知見を集積することを目的としています。
 なお、ガイドラインは本試行的取組を踏まえた評価検証を行い、更なる具体化を含めた改訂を行う予定としています。

(2)公募申請について

公募期間:令和6年10月29日(火)~ 同年11月29日(金)

※令和6年11月12日(火)14時~15時に、オンラインで本公募に係る説明会を実施します。
事前登録制となりますので、御希望の方は次のURLからお申込みをお願いします(令和6年11月7日(木)17:00〆切)。お申込みいただいた方には説明会開催までに参加用のURLをお送りします。

https://forms.office.com/r/HexD9np9m8
(お申込み内容は業務委託先である三菱UFJリサーチ&コンサルティング㈱に預託します。)
また、後日次のURLにおいても当日資料及び質疑応答の一覧を公開します。
https://www.env.go.jp/nature/np/post_118_00003.html

(3) 公募方法

 応募に当たっては添付の公募要領等を熟読の上、公募要領に従って応募様式に必要事項を記載し、所定の方法で提出してください。

ガイドラインの概要

 「国立公園ならではの宿泊施設」として目指したい姿(理想像)について、まずは全ての宿舎事業者と共通認識を持つことを目指し、有識者による検討会を経て、ガイドラインを策定しました。
 本ガイドラインでは、「国立公園ならではの宿泊施設」に有してほしい機能・役割として、事業継続の基盤となる環境と社会の持続可能な発展に加え、近年の国立公園満喫プロジェクトにおいて重点的に取り組んでいる国立公園の保護と利用の好循環につながる機能・役割を、チェックリスト形式で設定しています。
また、各機能・役割の水準を「全ての国立公園事業者に取り組んでもらいたいこと(コア項目)」と「理想像を目指すために満たしてもらいたいこと(ステップアップ項目)」の2段階に区分して示しています。

<ガイドラインで設定する機能・役割>
1.環境と社会の持続可能な発展に関する役割
1-1.環境負荷の総量削減に係る取組の実施
1-2.地域社会への貢献

2.国立公園の保護と利用に関する機能・役割
2-1.国立公園の自然環境保全及び利用環境整備
2-2.国立公園ならではの感動が得られる自然体験アクティビティの提供

3.取組の実効性の確保

連絡先

環境省自然環境局国立公園課
代表
03-3581-3351
直通
03-5521-8278
課長
西村 学
企画官
澤田 大介
課長補佐
植竹 朋子
係長
古川 遥香