報道発表資料
2026年02月27日
- 保健対策
令和6年度PRTRデータの概要等について -第一種指定化学物質の排出量・移動量の集計結果等-
<経済産業省同時発表>
1.環境省は、経済産業省と共同で、化学物質排出・移動量届出(PRTR)制度に基づく令和6年度の第一種指定化学物質の排出量・移動量等のデータの集計等を行い、その結果を取りまとめました。今回の取りまとめは、令和3年の制度改正で届出対象物質の見直し(462物質から515物質に変更)がなされてから2度目の集計結果になります。
1.環境省は、経済産業省と共同で、化学物質排出・移動量届出(PRTR)制度に基づく令和6年度の第一種指定化学物質の排出量・移動量等のデータの集計等を行い、その結果を取りまとめました。今回の取りまとめは、令和3年の制度改正で届出対象物質の見直し(462物質から515物質に変更)がなされてから2度目の集計結果になります。
2.令和6年度の排出量・移動量の集計結果の概要は、以下のとおりです。
・全国32,208の事業所から届出が行われ、届出排出量は約137千トン(対前年度比0.8%の減少)、移動量は約271千トン(対前年度比2.0%の増加)でした。
・また、届出対象物質の見直し前後で継続して指定されている物質(319物質)については、届出排出量は約119千トン(対前年度比1.7%の減少)、移動量は約221千トン(対前年度比0.3%の減少)でした。
3.排出量・移動量等の集計結果は、環境省及び経済産業省のウェブサイト上で公表します。
1. 経緯
平成11年7月に公布された特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律(平成11年法律第86号。以下「化学物質排出把握管理促進法」という。)に基づき、化学物質排出・移動量届出(PRTR:Pollutant Release and Transfer Register)制度が導入されました。
PRTR制度では、相当広範な地域の環境において継続して存在すると認められ、かつ、人の健康を損なうおそれ又は動植物の生息若しくは生育に支障を及ぼすおそれのある化学物質(第一種指定化学物質)について、事業者は環境中へ排出した量(排出量)や廃棄物などとして事業所の外へ移動させた量(移動量)の届出を行い、国はその集計結果及び推計を行った届出対象外の排出量の集計結果の公表を行っています。なお、令和3年の化学物質排出把握管理促進法施行令(平成12年政令第128号)の改正により、令和5年度の届出から、対象物質の見直し(462物質から515物質に変更)がなされています。
環境省は、経済産業省と共同で、当該届出データを集計するとともに、届出対象外の排出量の推計及び集計を行い、その結果をPRTRデータとして取りまとめました。
PRTR制度では、相当広範な地域の環境において継続して存在すると認められ、かつ、人の健康を損なうおそれ又は動植物の生息若しくは生育に支障を及ぼすおそれのある化学物質(第一種指定化学物質)について、事業者は環境中へ排出した量(排出量)や廃棄物などとして事業所の外へ移動させた量(移動量)の届出を行い、国はその集計結果及び推計を行った届出対象外の排出量の集計結果の公表を行っています。なお、令和3年の化学物質排出把握管理促進法施行令(平成12年政令第128号)の改正により、令和5年度の届出から、対象物質の見直し(462物質から515物質に変更)がなされています。
環境省は、経済産業省と共同で、当該届出データを集計するとともに、届出対象外の排出量の推計及び集計を行い、その結果をPRTRデータとして取りまとめました。
2. 令和6年度PRTRデータのポイント
(1) 届出排出量・移動量
令和6年度の排出量・移動量の届出は、全国32,208の事業所から行われ、届出排出量は約137千トン、移動量は約271千トンでした。このうち、届出対象物質の見直し前後で継続して指定されている物質(以下「継続物質」という。)については、届出排出量は約119千トン、移動量は約221千トンであり、ともに前年度から減少しました。
● 全対象物質
(令和6年度は515物質のうち届出があった488物質、令和5年度は494物質)
| 令和5年度 | 令和6年度 | 前年度との比較 | |
| 届出事業所数(事業所) | 32,605 | 32,208 | 397 減 |
| 届出排出量(トン) | 138,283 | 137,135 | 0.8% 減 |
| 届出移動量(トン) | 265,783 | 271,101 | 2.0% 増 |
| 届出排出量・移動量(トン) | 404,066 | 408,237 | 1.0% 増 |
● 継続物質
(令和6年度は319物質のうち届出があった301物質、令和5年度は308物質)
| 令和5年度 | 令和6年度 | 前年度との比較 | |
| 届出排出量(トン) | 120,675 | 118,623 | 1.7% 減 |
| 届出移動量(トン) | 221,486 | 220,922 | 0.3% 減 |
| 届出排出量・移動量(トン) | 342,160 | 339,545 | 0.8% 減 |
(2) 届出外排出量
届出対象以外の事業者や、家庭、自動車等からの排出量については国が推計を行いました。その結果、令和6年度は435物質を推計対象とし、届出外排出量は約193千トンでした。前年度は401物質を推計対象とし、届出外排出量は約202千トンでした。
(3) 前年度と比較した傾向
・届出排出量:届出排出量が減少した主な業種は金属製品製造業(対前年度比△約0.8千トン)、一般機械器具製造業(同△約0.5千トン)でした。一方、届出排出量が増加した主な業種は輸送用機械器具製造業(同+約1.5千トン)でした。
・届出移動量:届出移動量が増加した主な業種は鉄鋼業(同+約4.6千トン)、電気機械器具製造業(同+約3.6千トン)でした。一方、届出移動量が減少した主な業種は化学工業(同△約2.0千トン)でした。
・届出外排出量:届出外排出量は前年度に比べて減少しています。例えば自動車の排出量についてはホットスタート及びコールドスタート時増分に係る推計方法の見直しにより令和6年度は約19千トン(同△約30千トン)でした。一方で、下水処理施設の排出量については推計対象物質に新規物質を追加したため、令和6年度は約29千トン(同+約21千トン)でした。
・届出移動量:届出移動量が増加した主な業種は鉄鋼業(同+約4.6千トン)、電気機械器具製造業(同+約3.6千トン)でした。一方、届出移動量が減少した主な業種は化学工業(同△約2.0千トン)でした。
・届出外排出量:届出外排出量は前年度に比べて減少しています。例えば自動車の排出量についてはホットスタート及びコールドスタート時増分に係る推計方法の見直しにより令和6年度は約19千トン(同△約30千トン)でした。一方で、下水処理施設の排出量については推計対象物質に新規物質を追加したため、令和6年度は約29千トン(同+約21千トン)でした。
3. 公表資料
公表資料につきましては、以下のウェブサイトに掲載します。
4. その他
環境省では、集計結果から作成したグラフ・地図など、膨大なPRTRデータを分かりやすく表示した資料を前述のウェブサイト(PRTRインフォメーション広場)に掲載しています。
また、PRTR制度を広く一般の方にも御理解・御活用いただけるよう、PRTRデータについて分かりやすく解説した「PRTRデータを読み解くための市民ガイドブック -化学物質による環境リスクを減らすために-」を毎年作成しています。今回公表した令和6年度集計結果の解説を追加するなど内容を新たにしたガイドブックについては、令和8年10月を目途に公表する予定です。なお、現在は令和5年度集計結果を掲載したガイドブックを公開しています。
(https://www.env.go.jp/chemi/prtr/archive/guidebook.html)
また、PRTR制度を広く一般の方にも御理解・御活用いただけるよう、PRTRデータについて分かりやすく解説した「PRTRデータを読み解くための市民ガイドブック -化学物質による環境リスクを減らすために-」を毎年作成しています。今回公表した令和6年度集計結果の解説を追加するなど内容を新たにしたガイドブックについては、令和8年10月を目途に公表する予定です。なお、現在は令和5年度集計結果を掲載したガイドブックを公開しています。
(https://www.env.go.jp/chemi/prtr/archive/guidebook.html)
以上
連絡先
環境省大臣官房環境保健部化学物質安全課
- 代表
- 03-3581-3351
- 直通
- 03-5521-8259
- 課長
- 塚田 源一郎
- 課長補佐
- 高木 恒輝
- 課長補佐
- 渋谷 洋明
