報道発表資料

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2023年07月13日
  • 総合政策

環境教育等促進法に基づく「体験の機会の場」の新規認定について (公益財団法人水島地域環境再生財団 みずしま資料交流館 あさがおギャラリー)

 持続可能な社会の担い手を育成するための環境教育において、五感を使って学びを深める体験活動を行うことが重要です。環境教育等促進法に基づき都道府県知事等が認定する「体験の機会の場」は、安全性の基準を満たし、質の高い体験プログラムを提供する体験活動の場となっています。
 この度、岡山県倉敷市にある公益財団法人水島地域環境再生財団のみずしま資料交流館 あさがおギャラリーが「体験の機会の場」として認定されましたので、お知らせします。これにより、現在全国32か所が認定されており、倉敷市では初めてとなります。

<認定「体験の機会の場」みずしま資料交流館 あさがおギャラリーの概要>
 みずしま資料交流館 あさがおギャラリーは、公益財団法人水島地域環境再生財団の拠点施設として、水島コンビナート地域をめぐりながら大気汚染公害の歴史・経験を学ぶSDGs学習のコーディネートをはじめ、展示や教材の提供などを通じた体験学習の機会を提供しています。
 「体験の機会の場」に認定されたことにより、より多くの人たちが、同施設の利用を通じて体験活動を行うことで、持続可能な社会の実現に資する深い学びを得ることが期待されます。

1.新たに認定された「体験の機会の場」について

〇名称:公益財団法人水島地域環境再生財団 みずしま資料交流館 あさがおギャラリー
     https://mizushima-f.or.jp/gallery/
〇所在地:岡山県倉敷市水島東栄町11-12
〇申請者:公益財団法人水島地域環境再生財団(みずしま財団)※2
〇認定者:倉敷市長
〇事業内容:SDGs学習を基本とした水島地域についての体験学習
      SDGs学習のコーディネート(みずしま滞在型環境学習コンソーシアム)
      展示及び倉敷公害訴訟資料のレファレンス
      図書閲覧、貸し出し
      公害地域を学ぶフィールドワーク など
 
※1 みずしま資料交流館 あさがおギャラリー
   干拓による新田開発と水害、河川改修、軍需産業と開発・空襲、石炭から石油へのエネルギー転換に伴う石油化学コンビナートの進出と公害の発生など、
  「近代を凝縮した」水島の歴史に学び、多様な主体が対話する「みんなの資料館」をめざして設立されました。
 
※2 公益財団法人水島地域環境再生財団
   地域から、学び、伝え、人々をつなぎ、水島の公害から、持続可能な未来を地域とともに新しい価値をつくりだすことを目指して、平成12年に水島地域
  の環境再生・まちづくりの拠点として設立されました(平成23年に公益財団法人へ移行。)。出前授業や水島コンビナート地域をめぐるSDGs学習などに
  よる人材育成、瀬戸内海の再生を目指した調査研究・提言活動等を市民・企業・行政・大学等研究機関などとの協働(パートナーシップ)で実施してい
  ます。

       
(交流・学習の様子 公益財団法人水島地域環境再生財団提供)

2.「体験の機会の場」認定制度について

 環境教育等促進法第20条に基づく制度で、民間の土地・建物の所有者等がその土地・建物を自然体験活動等の体験活動の場として提供する場合に、申請に基づき都道府県知事・指定都市等の認定を受けることのできる制度です。認定に当たっては、安全確保や実施体制に関することなどが要件となっており、環境教育の質の高さを担保するとともに、安心して参加できる体験活動の機会の提供につながっています。現在、32の場が認定を受けています。(参考:http://www.env.go.jp/policy/post_57.html
 また、認定された団体には、「体験の機会の場認定制度マーク」の使用が許諾されます。(参考:http://www.env.go.jp/policy/post_58.html




〇倉敷市公開ページ
 https://www.city.kurashiki.okayama.jp/40318.html
 

 

連絡先

環境省大臣官房総合政策課環境教育推進室
代表
03-3581-3351
直通
03-5521-8231
室長
東岡 礼治
室長補佐
大久保千明
室長補佐
富樫 伸介
担当
中村 哲子