報道発表資料

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2023年07月03日
  • 保健対策

ぐぐるプロジェクトキックオフミーティングの動画の公開について~島耕作氏講演「迷ったら変化を選ぶ」~

  1. 環境省は、令和5年6月19日に「ぐぐるプロジェクトキックオフミーティング」を開催しました。イベントでは島耕作氏からぐぐるプロジェクトの取組に関連した講演があり、経営者としての経験を基にした「迷ったら変化を選ぶ」という力強いメッセージを伝えていただきました。
  2. 当日のイベント内容を動画にまとめ、本日、ぐぐるプロジェクト公式YouTube上に掲載しました。
  3. https://www.youtube.com/@guguru_project
  4. 併せて、ラジエーションカレッジ(※)の公募課題に関する応募要項の詳細と、令和4年度のぐぐるプロジェクトの効果測定についての調査結果も公式HP上に掲載しています。

※ ラジエーションカレッジとは、放射線の健康影響にかかる情報を読み解く力と風評に惑わされない判断力を身につけ、人を傷つけることのない人材を育成する場です。

■ぐぐるプロジェクトキックオフミーティングの概要

(1)島耕作氏による講演

島耕作氏の画像
 迷った際には変化を選ぶことの方がよい選択になることや、そのためには外部の意見を取り入れることが必要であること、そして大事なのは、何よりも差別をなくしていくという強い姿勢を打ち出すということが大切であるというお話がありました。

(2)大竹文雄特任教授による講演

 大竹文雄特任教授(大阪大学感染症総合教育研究拠点 副拠点長・特任教授)の講演では、差別や誤解の多くが、周囲の人が信じているという思い込みがあり、これが誤った社会規範を形成してしまうことがある。このような考え方を変えるためには正しい情報を伝えることが効果的である。しかし、結果として差別を助長してしまうような広報活動もあるため、注意が必要であるとお話がありました。

(3)環境省の今後の事業展開

登壇者画像
 環境省では、島耕作氏と大竹文雄特任教授による講演でご指摘いただいた行動経済学の視点を踏まえ、「風評加害を生まない」というコンセプトのもと、戦略的な広報を展開します。
 戦略的な広報を進めるにあたり、ぐぐるプロジェクトにより多くの方に参加いただくために、ラジエーションカレッジの募集要項を刷新しました。
桂三四郎氏画像
 
 この他、ぐぐるプロジェクトキックオフミーティング内の三四郎流有識者会議にて提出された下記意見書の内容を踏まえ、今年度も差別偏見の払拭に向けて取り組んでまいります。詳細は本日公開の動画をご覧ください。
【意見書】

一.差別は絶対にあってはならないこと

一.風評被害から風評加害へ視点を変えて取り組むこと

一.啓発を行うターゲットを適正に選択すること

一.情報の発信源やメッセージの表現などで成果が変わること

一.自分以外の人が考えていることとして誤解をしてしまうことを解消する必要がある。そのために一人でも多くの人に関心を持ってもらい、正しい情報に接する機会を作ること

一.情報発信が風評加害と絶対にならないようにすること

一.迷ったら変化すること

関連ページ

【ぐぐるプロジェクト公式YouTubeチャンネル】
https://www.youtube.com/@guguru_project新しいウィンドウで開きます
【ぐぐるプロジェクト公式ホームページ】
https://www.env.go.jp/chemi/rhm/portal/communicate/新しいウィンドウで開きます
【公募課題ページ】
https://www.env.go.jp/chemi/rhm/portal/communicate/college/r5.html新しいウィンドウで開きます

連絡先

環境省 大臣官房環境保健部 放射線健康管理担当参事官室
代表
03-3581-3351
参事官
鈴木 章記
担当
岩本 美鶴