報道発表資料

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2023年06月01日
  • 総合政策

環境教育等促進法に基づく「体験の機会の場」の新規認定について (ミヤマ株式会社Workcation Place 花伝舎)

 持続可能な社会の担い手を育成するための環境教育において、五感を使って学びを深める体験活動を行うことが重要です。環境教育等促進法に基づき都道府県知事等が認定する「体験の機会の場」は、安全性の基準を満たし、質の高い体験プログラムを提供する体験活動の場となっています。
 この度、長野県長野市にあるミヤマ株式会社のWorkcation Place 花伝舎が「体験の機会の場」として認定されましたので、お知らせします。現在、全国31か所が認定されており、長野県内では初めての認定となります。

<認定「体験の機会の場」Workcation Place 花伝舎の概要>
 ミヤマ株式会社は、自社の研修施設「花伝舎」において、長野市内及び近隣の小中学生を対象に、自然豊かなフィールドの中で体験を交えて、SDGsや生物多様性の意義について学ぶ環境教室を実施しています。
  「体験の機会の場」に認定されたことにより、より多くの人たちが、同施設の利用を通じて体験活動を行うことで、持続可能な社会の実現に資する深い学びを得ることが期待されます。

1.新たに認定された「体験の機会の場」について

〇 名称:   ミヤマ株式会社 Workcation Place 花伝舎※1 https://www.miyama.net/products/workcation-place/workcation-place-1.php
〇 所在地: 長野県長野市戸隠 2541-5
〇 申請者: ミヤマ株式会社※2
〇 認定者: 長野市長
〇 事業内容:・園内を散策しながら生物を観察し、座学での説明と併せ、生物多様性保全の意義等を学習します。
                    ・採取した微生物を観察し、その役割や可能性を学習します。
                    ・独自開発の環境技術(廃棄物からの水素回収・発電等)を化学実験で再現しながら紹介します。     
 
※1 Workcation Place 花伝舎
   ミヤマ株式会社の研修施設として、環境課題の解決を図る技術開発拠点であると同時に、社員教育の場、一般市民とのコミュニケーション窓口としての役
  割を担っています。約7,800㎡からなる敷地は、標高1,000mを超える高原のナチュラルガーデンで、約500種の多様な植物を植栽しています。子どもたちが
  実際に見て、触れて、体験し、感じることを通して、環境や化学に興味を持ち、未来に希望を持てる環境教室の実施を目指しています。   
 
※2 ミヤマ株式会社
   昭和49年に創立。多様な環境ニーズに全方位に対応できる「日本一の総合環境企業」を目指し、希少資源のリサイクルや各種水処理プラントの設計施工、
  汚染土対策、環境分析から、化学反応熱による発電や水素の回収など廃棄物を原料としたエネルギー製造まで、あらゆる分野に環境サービスを展開していま
  す。
    
(環境教室の様子 ミヤマ株式会社提供)

2.「体験の機会の場」認定制度について

 環境教育等促進法第20条に基づく制度で、民間の土地・建物の所有者等がその土地・建物を自然体験活動等の体験活動の場として提供する場合に、申請に基づき都道府県知事・指定都市等の認定を受けることのできる制度です。認定に当たっては、安全確保や実施体制に関することなどが要件となっており、環境教育の質の高さを担保するとともに、安心して参加できる体験活動の機会の提供につながっています。現在、31の場が認定を受けています。(参考:http://www.env.go.jp/policy/post_57.html
 また、認定された団体には、「体験の機会の場認定制度マーク」の使用が許諾されます。(参考:http://www.env.go.jp/policy/post_58.html




〇長野市「体験の機会の場」の認定
 https://www.city.nagano.nagano.jp/n120500/contents/p005909.html

〇長野市報道発表
 https://www.city.nagano.nagano.jp/n042000/contents/p006162.html

 

連絡先

環境省大臣官房総合政策課環境教育推進室
代表
03-3581-3351
直通
03-5521-8231
室長
河村 玲央
室長補佐
大久保千明
室長補佐
富樫 伸介
担当
中村 哲子