報道発表資料
2025年10月24日
- 自然環境
名古屋港飛島ふ頭におけるアカカミアリの確認について
<愛知県、名古屋港管理組合、飛島村同時発表>
令和7年9月28日(日)に名古屋港飛島ふ頭で確認されたアリについて、専門家による同定の結果、要緊急対処特定外来生物アカカミアリ(Solenopsis geminata)であることが確認され、その後、調査及び防除を行ってきたところです。
当初確認されたのは働きアリのみでしたが、同年10月22日(水)に実施した防除作業において、有翅女王アリ1個体が新たに確認されましたのでお知らせします。
引き続き、発見場所において目視やトラップによる調査及び防除を愛知県・名古屋港管理組合・飛島村と協力して実施し、定着防止の取組を進めます。
令和7年9月28日(日)に名古屋港飛島ふ頭で確認されたアリについて、専門家による同定の結果、要緊急対処特定外来生物アカカミアリ(Solenopsis geminata)であることが確認され、その後、調査及び防除を行ってきたところです。
当初確認されたのは働きアリのみでしたが、同年10月22日(水)に実施した防除作業において、有翅女王アリ1個体が新たに確認されましたのでお知らせします。
引き続き、発見場所において目視やトラップによる調査及び防除を愛知県・名古屋港管理組合・飛島村と協力して実施し、定着防止の取組を進めます。
経緯
- 9/28(日)
- 環境省が実施する全国港湾調査の名古屋港飛島ふ頭での調査において、調査事業者がコンテナヤード上で、ヒアリ類と疑わしいアリの働きアリ約500個体が舗装の継ぎ目から出入りしていることを確認。確認場所周辺に殺虫餌(ベイト剤)を設置。
- 9/29(月)
- 環境省が追加の現地確認を実施。9/28の確認場所周辺でヒアリ類と疑わしいアリの働きアリ約500個体を確認。確認場所周辺に殺虫餌(ベイト剤)を設置。環境省が専門家に回収したアリの同定を依頼。
- 9/30(火)
- 環境省から依頼を受けた専門家が、当該アリについてアカカミアリであることを確認。
- 10/9(木)
- 環境省業務の請負事業者が確認場所周辺の調査及び防除を実施。アカカミアリの生体の確認はなかったものの約5個体の働きアリの死骸を確認。
- 10/15(水)
- 環境省業務の請負事業者が確認場所周辺の調査及び防除を実施。アカカミアリの働きアリ約10個体を確認。
- 10/22(水)
- 環境省業務の請負事業者が確認場所周辺の調査及び防除を実施。アカカミアリの働きアリ4個体と、有翅女王アリ1個体を確認。
今回確認されたアカカミアリについて
10月22日(水)に確認されたアリは、働きアリ4個体と有翅女王アリ1個体です。
対応状況
引き続き、発見場所において目視やトラップによる調査及び防除を、愛知県・名古屋港管理組合・飛島村等と協力して実施し、定着防止の取組を進めます。
なお、「ヒアリ類(要緊急対処特定外来生物)に係る対処指針を定める件(令和5年国土交通省・環境省告示第1号)」を踏まえ、中部地方環境事務所から関係機関に対して、改めて以下を依頼しています。
なお、「ヒアリ類(要緊急対処特定外来生物)に係る対処指針を定める件(令和5年国土交通省・環境省告示第1号)」を踏まえ、中部地方環境事務所から関係機関に対して、改めて以下を依頼しています。
- 今回ヒアリ類の確認があったことから、当該コンテナヤード及びその周辺の点検等を適宜実施すること。
- ヒアリやアカカミアリを含むヒアリ類と疑わしいアリをコンテナや積荷で確認した場合は、密閉等により逸出を防ぎ、速やかに環境省に連絡すること。
- ヒアリ類の疑いがある場合には、外来生物法に基づき、環境省からコンテナや積荷等の移動制限又は移動禁止の命令が出される場合があること及びヒアリ類と同定後には当該コンテナや積荷等の消毒又は廃棄の命令が出される場合があることに留意すること。
- 今後、環境省等が実施する調査に協力すること。
(参考)要緊急対処特定外来生物とは
外来生物法第2条第3項に基づき、「特定外来生物のうち、まん延した場合には著しく重大な生態系等に係る被害が生じ、国民生活の安定に著しい支障を及ぼすおそれがあるため、当該特定外来生物又はその疑いのある生物を発見した場合において検査、防除その他当該特定外来生物の拡散を防止するための措置を緊急に行う必要があるもの」として政令で指定するもの。
今回確認されたアカカミアリ(有翅女王アリ)

今回アカカミアリが発見された場所
疑わしいアリの発見時の対応について
疑わしいアリを発見された方は、以下に留意するようお願いします。
<事業者の皆様へのお願い>
コンテナ等の開封時等にヒアリやアカカミアリを含むヒアリ類と疑わしいアリを発見した場合、まずは刺激を避けつつ、コンテナ等のどの箇所にどの程度の生きたアリがいるか等の状況を確認してください。
https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/attention/file/hiariboujo.pdf
また、対象事業者がとるべき措置について定めた「ヒアリ類に係る対処指針」に関する情報は以下ウェブサイトの「■ヒアリ類(要緊急対処特定外来生物)に係る対処指針について」を参照してください。
https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/attention/04_business/index.html
- アリが少数しかおらず、密閉されたコンテナや積荷内等で逃げ出すおそれのない場合は、市販のスプレー式殺虫剤等でその場で駆除してください。その上で、環境省地方環境事務所等に速やかに連絡し、取扱いについて相談してください。
- 多数の生きたアリの集団がいる(と予想される)場合は、コンテナ等の扉を閉めて、逃げ出さないよう静置してください。その上で、環境省地方環境事務所等に速やかに連絡し、取扱いについて相談してください。コンテナ等の外で確認された場合についても同様に連絡をお願いします。可能であれば、強粘着の布ガムテープ等でコンテナの目張りをするなど、アリが逃げ出さないように対応してください。
https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/attention/file/hiariboujo.pdf
また、対象事業者がとるべき措置について定めた「ヒアリ類に係る対処指針」に関する情報は以下ウェブサイトの「■ヒアリ類(要緊急対処特定外来生物)に係る対処指針について」を参照してください。
https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/attention/04_business/index.html
<一般の皆様へのお願い>
ヒアリの詳しい特徴や注意事項、見つけたときや刺されてしまった場合の対処方法などについては下記を参照してください。
「要緊急対処特定外来生物ヒアリに関する情報」
https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/attention/hiari.html
ヒアリやアカカミアリを含むヒアリ類と疑わしいアリを発見した場合や、ヒアリの特徴等一般的な問合せ、健康被害の問合せ等については、「ヒアリ相談ダイアル」を御利用ください。
チャットボット(自動会話プログラム)による情報提供や相談受付等も行っています。以下のURLから、24時間、365日御利用いただけます。
「アリーのヒアリ相談チャットボット」
https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/attention/05_contact/index.html

「要緊急対処特定外来生物ヒアリに関する情報」
https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/attention/hiari.html
ヒアリやアカカミアリを含むヒアリ類と疑わしいアリを発見した場合や、ヒアリの特徴等一般的な問合せ、健康被害の問合せ等については、「ヒアリ相談ダイアル」を御利用ください。
- 受付日:土日祝を含む毎日 (12/29~1/3は除く)
- 受付日時:午前9時から午後5時
- ヒアリ相談ダイアル 0570-046-110 (IP電話の場合 06-7634-7300)
チャットボット(自動会話プログラム)による情報提供や相談受付等も行っています。以下のURLから、24時間、365日御利用いただけます。
「アリーのヒアリ相談チャットボット」
https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/attention/05_contact/index.html

連絡先
環境省自然環境局 野生生物課 外来生物対策室
- 代表
- 03-3581-3351
- 直通
- 03-5521-8344
- 室長
- 中島 治美
- 室長補佐
- 千葉 康人
- 室長補佐
- 田中 里奈
中部地方環境事務所 野生生物課
- 代表
- 052-955-2139
- 課長
- 村井 智宏
- 課長補佐
- 大西 一志