報道発表資料

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2023年01月30日
  • 大臣官房

環境教育等促進法に基づく「体験の機会の場」の新規認定について (OMソーラー株式会社「地球のたまご」)

 持続可能な社会の担い手を育成するための環境教育において、五感を使って学びを深める体験活動を行うことが重要です。環境教育等促進法に基づき都道府県知事等が認定する「体験の機会の場」は、安全性の基準を満たし、質の高い体験プログラムを提供する体験活動の場となっています。
 この度、静岡県浜松市にあるOMソーラー株式会社の社屋及び敷地である「地球のたまご」が「体験の機会の場」として認定されましたので、お知らせします。現在、全国28か所が認定されており、浜松市では初めての認定となります。
 
<認定「体験の機会の場」「地球のたまご」の概要>
 OMソーラー株式会社の社屋及び敷地である約33,000㎡に及ぶ自然豊かなフィールドを、体験活動の場として地域の子供たちや市民に開放し、エネルギーや自然共生などに関する学びの機会を提供しています。
「体験の機会の場」に認定されたことにより、より多くの人たちが、同施設を通じて体験活動を行うことで、持続可能な社会の実現に資する深い学びを得ることが期待されます。

1.新たに認定された「体験の機会の場」について

〇 名称:  地球のたまご※1 ( https://omsolar.jp/about/egg.php
〇 所在地: 静岡県浜松市西区村櫛町4601
〇 申請者: OM ソーラー株式会社※2
〇 認定者: 浜松市長
〇 事業内容:①環境学習:日々の暮らしとエネルギーについて、ソーラークッカーなどの実験も体験しながら、わかりやすく解説しています。
       ②フィールドワーク:敷地内の自然観察や収穫、どんぐり拾いと小物づくりなどを通して、自然の豊かさと楽しみ方をレクチャーしています。
 
※1 地球のたまご
 OMソーラー(株)の本部施設の名称で、様々な技術が生まれていくように、との思いをこめて「地球のたまご」と名付けられました。荒れていた「浜名湖の湖岸を再生し、水源となる」という大きなテーマを目標に、自然エネルギーの活用や地元の木材の利用のほか、地域の潜在的植生に基づいた景観づくり等を実施しています。施設では、実際に見て触れて、体感していただくことが環境問題を考え、持続可能な社会の実現に重要だと考え、小中高生や教職員のほか、全国の企業や団体の方々を受け入れています。
 
※2 OMソーラー株式会社
 1987年に創業。「環境を共生する地域建築の創造と普及を通じて社会貢献を。」を企業理念に、太陽熱を室内に取り入れて家全体を温めるシステム「OMソーラー」の開発・販売を中心に、快適な住環境創出のための技術開発や情報発信に取り組んでいます。

      
(社屋、体験活動の様子 OMソーラー株式会社提供)

2.「体験の機会の場」認定制度について

 環境教育等促進法第20条に基づく制度で、民間の土地・建物の所有者等がその土地・建物を自然体験活動等の体験活動の場として提供する場合に、申請に基づき都道府県知事等の認定を受けることのできる制度です。認定に当たっては、安全確保や実施体制に関することなどが要件となっており、環境教育の質の高さを担保するとともに、安心して参加できる体験活動の機会の提供につながっています。現在、28の場が認定を受けています。(参考:http://www.env.go.jp/policy/post_57.html
 また、認定された団体には、「体験の機会の場認定制度マーク」の使用が許諾されます。(参考:http://www.env.go.jp/policy/post_58.html


 

連絡先

環境省大臣官房総合政策課環境教育推進室
代表
03-3581-3351
直通
03-5521-8231
室長
河村 玲央
室長補佐
大久保千明
室長補佐
富樫 伸介
担当
中村 哲子