報道発表資料

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2022年12月20日
  • 自然環境

トキと共生する里地づくりにおける継続審議地域の取り扱いについて

トキと共生する里地づくり取組地域の選定における 継続審議地域の取扱いについて

環境省は、本州等におけるトキの定着を目指した「トキと共生する里地づくり取組地域」の選定において継続審議としていた新潟県及び関係5市町村(長岡市、柏崎市、出雲崎町、刈羽村、弥彦村)より、令和4年 12 月 19 日(月)に申請取下げの申出があったため、本日これを受理しました。

■ 取組の概要

環境省では、トキ保護増殖事業計画において将来的な本州等におけるトキの定着を 目指した取組を位置づけ、本州等においてもトキが定着できるよう、環境省とトキ受 入れに意欲のある地方公共団体等が連携しながら、トキと共生する里地づくりを推進 することとしています。 本取組においては、「トキと共生する里地づくり取組地域」として、「将来的なトキの 野生復帰を目指し環境整備を進める地域(以下「トキの野生復帰を目指す里地(A地域)」 という。)及び「放鳥は行わないものの、飛来したトキが生息できる環境整備を進める地 域(以下「トキとの共生を目指す里地(B地域)」という。)」が地域間で交流を図りなが らトキと共生するための環境整備等を進めることとし、令和4年5月 10 日(火)~同 年6月 30 日(木)の間、地方公共団体を対象に、これらの取組を進める地域の公募を行いました。 

■ 継続審議地域について

公募期間中、6地域から応募があり、令和4年8月に有識者を含む選定委員会におい て審査を行いました。応募があった地域のうち、新潟県及び関係5市町村(長岡市、柏 崎市、出雲崎町、刈羽村、弥彦村)については、有識者を含めた選定委員会において審 査した結果、「体制整備及び役割分担等」に一部課題が認められたため継続審議としました。 

■ 申請取下げについて

令和4年12月19日(月)に、申請者である新潟県及び関係5市町村(長岡市、柏崎市、 出雲崎町、刈羽村、弥彦村)より、課題となっていた「体制整備及び役割分担等」に関 して、現時点で関係者の十分な理解を得ることが困難であること等を理由に申請取下げ の申出があったため、環境省はこれを受理しました。 なお、「トキと共生する里地づくり取組地域」としては、当分の間、既に選定を行った 5地域(A地域:2地域、B地域:3地域)において取組を進めていくこととします。

■ 参考

トキ保護増殖事業計画等に関連する資料は、以下のURLを御参照ください。
 https://www.env.go.jp/press/press_00336.html
 http://www.env.go.jp/nature/kisho/hogozoushoku/toki.html

連絡先

自然環境局 野生生物課 希少種保全推進室
代表
03-3581-3351
直通
03-5521-8353
室長
河野 通治
室長補佐
岩谷 あゆみ
担当
木村 勇貴