報道発表資料

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2006年05月30日
  • 再生循環

平成18年版循環型社会白書について-我が国と世界をつなげる「3R」の環-

平成18年版循環型社会白書は、5月30日(火)に閣議決定され、国会提出及び公表される予定です。今回の白書のテーマは「世界に発信する我が国の循環型社会づくりへの改革-我が国と世界をつなげる「3R」の環-」です。

1 循環型社会白書の公表

 循環型社会形成推進基本法(循環基本法)第14条に基づき、平成18年版循環型社会白書(「平成17年度循環型社会の形成の状況」及び「平成18年度循環型社会の形成に関する施策」)が、5月30日(火)に閣議決定され、国会提出及び公表される予定です。
 なお、本年の循環型社会白書は、今回で6回目となります。

2 循環型社会白書の概要

 今回の白書では、「世界に発信する我が国の循環型社会づくりへの改革」をテーマに、この十数年に行ってきた政策改革の内容を中心に、我が国の廃棄物・リサイクル対策の経験を取りまとめるとともに、国際的にも循環型社会を形成していくため、「G8・3Rイニシアティブ」を端緒に、国際的に広く展開されることが求められる3Rの取組について、我が国の基本的な考え方を紹介しています。
 まず、戦後からバブル期にかけて、当時の廃棄物対策の状況を概観し、廃棄物処理法が制定された背景や、不法投棄などの廃棄物の不適正な処理が発生し、廃棄物の処理が社会問題化していた状況を説明しています。
 次に、ここ十数年に進めてきた廃棄物・リサイクル対策の大きな政策改革を行ってきた流れとして、[1]排出事業者責任に基づく産業廃棄物対策、[2]拡大責任者責任などを踏まえたリサイクル対策。[3]地方と国の連携・協働を通じた一般廃棄物対策の3つを中心に説明し、併せてこうした取組の進捗状況などを紹介しています。
 さらに、アジア地域の急激な経済発展等を背景に、廃棄物問題への対応が世界的にも重要になっている中で、国際的に循環型社会を形成していくための基本的な考え方や、そのための我が国の役割を提示するとともに、G8・3Rイニシアティブを受け、本年3月に我が国で開催された「3Rイニシアティブ高級事務レベル会合」など、3Rの国際展開の状況を説明しています。

<全体構成>

○平成17年度 循環型社会の形成の状況

序章
世界に発信する我が国の循環型社会づくりへの改革
-我が国と世界をつなげる「3R」の環-
第1章
廃棄物等の発生、循環的な利用及び処分の状況
第2章
循環型社会の形成に向けた国の取組
第3章
循環型社会の形成に向けた各主体の取組

○平成18年度循環型社会の形成に関する施策

第1章
概説
第2章
循環型社会の形成に向けた国の取組

3 白書の入手方法

一般の書店を通じて購入できます(1部1,650円(税込)/5月31日発行予定)。
※今後、環境省のホームページ(https://www.env.go.jp/)においても、「循環型社会白書」を掲載する予定です(過去の「循環型社会白書」については掲載済み。)。

4 環境白書・循環型社会白書を読む会(白書説明会)の開催について

 今年の環境白書・循環型社会白書について、総説を中心に、テーマやねらいなどを、執筆担当者から解説します(事前申し込み・入場無料)。

日時:

6月12日(月)
第1回:10時~12時  第2回:13時~15時
第3回:15時30分~17時30分

場所:

環境パートナーシップオフィスB2会議室(定員60名)
(東京都渋谷区神宮前5-53-67 コスモス青山B2)

共催・申込先:

グリーン購入ネットワーク(GPN)
TEL:03-3406-5155
FAX:03-3406-5190
電子メール:gpn@net.email.ne.jp

 申込みはFAX又は電子メールで、氏名、所属、住所、電話番号、FAX番号、参加希望の会を、各申込先までお知らせください。
 なお、希望者多数の場合は、先着順で受付させていただきます。
○全国9か所で行う環境省地方環境対策調査官事務所主催による白書を読む会においても、循環型社会白書の普及を推進して参ります。

連絡先
環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部企画課循環型社会推進室
直通 03-5521-8336
 課長 森本 英香(6811)
 室長補佐 島村 知亨(6820)
 担当 中島 靖史(6819)