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循環型社会白書の公表
循環型社会形成推進基本法(循環型社会基本法)第14条に基づき、平成14年版循環型社会白書(「平成13年度循環型社会の形成の状況に関する年次報告」及び「平成14年度において講じようとする循環型社会の形成に関する施策」)が、5月24日(金)に閣議決定され、国会提出及び公表される予定です。
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循環型社会白書の概要
本白書は、「循環型社会におけるライフスタイル・ビジネススタイル」をテーマとし、リデュース(Reduce:発生抑制)・リユース(Reuse:再使用)・リサイクル(Recycle:再生利用)の3つのリ(Re-)を推進する「リ・スタイル(Re-Style)」を提唱しています。 序章では、20世紀の大量生産・大量消費・大量廃棄型の社会の歩みや現在進んでいる循環型社会の形成に向けた暮らしやビジネスでの先進的な取組を紹介し、さらに国民の循環型社会に関する意識を考察しています。そして、我が国の目指すべき循環型社会のイメージを選択的な3つのシナリオとして(A)極めて高度な工業化社会で、積極的にリサイクルを進める「技術開発推進型シナリオ」、(B)生活のペースをスローダウンし、自ら修理を行ったり地域活動にいそしむ「ライフスタイル変革型シナリオ」、(C)リースやレンタルなどのサービス産業やIT化の進展により、ものから機能へと脱物質化が進む「環境産業発展型シナリオ」を示しています。 また、この3つの社会シナリオのうちどのような社会を循環型社会と考えるかなど白書に対する感想・意見について、同封はがきやメールにより広く募り、平成15年3月末までに策定する循環基本計画の参考にします。
<全体構成>
○平成13年度 循環型社会の形成の状況に関する年次報告 |
序章 |
循環型社会におけるライフスタイル、ビジネススタイル ?リデュース・リユース・リサイクルを推進するリ・スタイル(Re-Style)? |
第1章 |
循環資源の発生、循環的な利用及び処分の状況 |
第2章 |
循環型社会の形成に向けた制度の整備状況 |
第3章 |
廃棄物等の発生抑制及び循環資源の循環的な利用に関する取組の状況 |
第4章 |
廃棄物の適正処分の推進 |
第5章 |
循環型社会を形成する基盤整備 |
○平成14年度において講じようとする循環型社会の形成に関する施策 |
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白書の入手方法
一般の書店を通じて購入できます(1部1,600円/5月27日発行予定)。
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環境省のホームページ(https://www.env.go.jp/)においても白書の内容を掲載する予定です(循環型社会白書については、昨年分を掲載済み)。 |
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「リ・スタイル(Re-Style)で行こう!」キャンペーン 本白書で提唱した「リ・スタイル(Re-Style)」の考え方を広く普及・啓発していくため、環境省初の試みとして、白書のテーマと直接関連(リンク)した普及啓発キャンペーンを行います。マンガキャラクターの「パワーパフガールズ(Power Puff Girls)」の協力のもと「リ・スタイルで行こう!」キャンペーンとして、以下のような取組を行っていきます。
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小中学生向けマンガ版パンフレット及びポスターの配布 循環型社会の形成に向けたライフスタイルを題材とする小中学生向けマンガ版パンフレット及びポスターを作成し、都道府県等の教育委員会を通じ全国の小学校及び中学校に配布する予定です(7月初旬頃予定)。
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(2) |
Webマガジン「Re-Style」の発行 6月よりWebマガジン「Re-Style」(http://www.re-style.env.go.jp/)を発行し、白書のテーマをフォローアップする情報発信を行うとともに、メールによる感想・意見の聴取などを行っていきます。 |
(3) |
エコライフフェアへの参加 6月1日(土)及び2日(日)に代々木公園園路で開催されるエコライフフェアのなかで、「リ・スタイル」を提唱する催し(パワーパフガールズのショーやごみ拾い体験、リ・スタイルを提唱するブースなど)を行います。 |
この他、様々な広報活動を行っていく予定ですので、関係各位の御理解・御協力をお願いいたします。
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