報道発表資料

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1998年03月16日

「持続可能な開発のための地球的課題及びCSD6の準備に関するブダペスト会合」(主要国非公式環境大臣会合)(ハンガリー・ブダペスト、3月13日~15日)の結果について

主要国非公式環境大臣会合は、その時々の主要な環境問題について討議するため、環境大臣が参加して開催される非公式のハイレベル会議であり、1993年以来毎年開催されている。

本年は、「持続可能な開発のための地球的課題及びCSD6の準備に関するブダペスト会合」としてハンガリーのブダペストで、3月13日~15日の間開催された。本会合には5名の大臣を含む18カ国及びEC並びに3国際機関の代表が参加した。日本からは山本政務次官が出席した。

本会合は、自由な意見交換による国際コンセンサスづくりの支援を目的とする非公式な会合であって、決定事項はないが、昨年の国連環境開発特別総会以後に開かれる最初の環境担当の閣僚レベルの会合であり、以下の4つの議題に関する活発な討議が行われた。

セッション1
「国連環境開発特別総会のフォローアップ及び国連持続可能な開発委員会第6回会合(CSD6)の準備」では、主にCSD6の主要テーマである「淡水管理」及び「産業と持続可能な開発」について討議が行われた。
セッション2
「地球環境ファシリティ(GEF)の将来」では、現在進行中であるGEFの増資交渉、国際条約とGEFとの関係、インドで4月に予定されるGEF総会について議論された。
セッション3
「国連気候変動枠組条約:ポスト京都の取組」では、京都会議の成果の評価と今後の課題について集中的な討議が行われた。
セッション4
「国連環境計画(UNEP)」では、UNEPの組織・機構問題、財政問題及び業務の優先順位について主として議論された。 山本環境政務次官は、セッション3において気候変動問題に関する冒頭のプレゼンテーションを行うとともに、同セッションの司会及び議論のとりまとめを行う等、特に気候変動問題に関する議論において中核的な役割を果たした。 それらの討議結果は議長により会議報告案としてとりまとめられた。最終的なとりまとめは、本報告案に対する各国からのコメントを受けた後に行われる予定である。

添付資料

連絡先
環境庁企画調整局地球環境部企画課
課長   :柳下 正治(6731)
 課長補佐 :岸部 和美(6721)

環境庁企画調整局地球環境部環境保全対策課<br />環境保全活動推進室
課長補佐 :田中 聡志(6758)