報道発表資料

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2001年09月28日
  • 地球環境

平成12年度冷媒CFC回収等に関する調査結果について

今般、冷媒用CFC含有機器が廃棄される際のCFCの回収等の平成12年度における実態について、環境省及び経済産業省が共同で調査を行った。その結果は以下のとおりである。 
 
(1)  CFC(クロロフルオロカーボン)の回収量は、家庭用冷蔵庫約126トン(平成11年度:98トン)、業務用冷凍空調機器約869トン(平成11年度:651トン)、カーエアコン約145トン(回収・破壊量)(平成11年度:202トン)であった。
 また、従来から実施してきた推計方法を用いた回収率は、家庭用冷蔵庫約27%(平成11年度:27%)、業務用冷凍空調機器約57%(平成11年度:56%)、カーエアコン約13%(回収・破壊率)(平成11年度:18%)であり、関係業界、地域、機器によって回収率に差がみられるものの、全般的には依然として低い水準であった。
 
(2) 市町村における家庭用冷蔵庫からのフロン回収の取組は、着実に進展しており、実施市町村数は2,747(平成11年度:2,732)と全市町村の85%になっている。
 
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(注) 平成13年度からは、「特定家庭用機器再商品化法(家電リサイクル法)」により、フロンの回収については、家電メーカー等が素材のリサイクルと併せて実施することが義務づけられている。
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(3) フロン破壊処理施設は平成12年度末現在で53施設(平成11年度末40施設)あり、フロン破壊処理量は1,130トンと、平成11年度1,004トンに比べて、126トン増加している。このうち、CFCの破壊処理量は前年度に比べてやや減少している。
 
 環境省では、家庭用冷蔵庫等について、平成13年4月に施行された「家電リサイクル法」によりフロン回収を推進するとともに、業務用冷凍空調機器及びカーエアコンについて、平成13年6月に成立し、平成14年4月から順次施行される「特定製品に係るフロン類の回収及び破壊の実施の確保等に関する法律(フロン回収破壊法)」の円滑な実施を図ることにより、フロンの回収・破壊の取組をさらに推進していく。
 

 

詳しくはこちら(調査結果 本文)

添付資料

連絡先
環境省地球環境局(旧)環境保全対策課
課   長 鈴木  克徳(内6740)
 調 査 官 笠井  俊彦(内6750)
 補   佐 中屋敷勝也(内6751)
 担   当 伊藤  史雄(内6753)
 

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