報道発表資料

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2001年07月23日
  • 地球環境

ジェノヴァ・サミットにおける環境関係の話題について

本年のG8サミットが、7月20日(金)から22日(日)までイタリア・ジェノヴァで開催され、その成果がコミュニケとして発出された。
  1. 首脳会議における環境関係の話題
     
     首脳会議では、京都議定書問題を中心に活発な議論が行われ、京都議定書に関する現時点での立場の違いを乗り越え、温室効果ガス排出削減という共通の目標を達成するため、G8として集中的に協力していくというメッセージが出された。
     
  2. コミュニケの概要(環境関係)
     
    気候変動関係
      温室効果ガスの排出を削減する必要性について合意。
      京都議定書及びその批准に関しては、現時点では不一致があるが、共通の目標を達成するため、集中的(intensively)に協力していくことにコミット。
      COP6再開会合及び全ての関連するフォーラムに建設的に参加。
     
    再生可能エネルギー関係
      地球環境基金(GEF)が、開発途上地域における効率的エネルギー利用及び再生可能エネルギー資源の開発推進を支援することを強く求め、第三次増資のための十分な資金コミットメントの必要性を強調。
     
    持続可能な開発に関する世界首脳会議等
      開発途上国とのパートナーシップの下、行動指向的な結果につながる前向きかつ実質的な議題について、市民社会の参加を得て準備プロセスを推進。
      「残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約」の早期発効を強く促す。
     
    輸出信用政策
      輸出信用機関が高い環境上の水準を遵守するよう確保することにコミット。
      輸出信用機関のための共通の環境上の指針を作成するとの沖縄のマンデートを履 行する勧告につき、OECDにおいて年末までに合意することにコミット。
     

添付資料

連絡先
環境省地球環境局総務課
課  長:寺田 達志(6710)
 調査官:星野 一昭(6720)
 補  佐:島田、山本(6721)