報道発表資料

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2010年05月31日
  • 自然環境

聟島に移送したアホウドリのヒナ全羽の巣立ちについて

 小笠原群島聟島(むこじま)におけるアホウドリの新繁殖地形成事業として、今年の2月8日に伊豆諸島鳥島から聟島までヘリコプターで移送したアホウドリのヒナ15羽(オス11羽、メス4羽)全てが、5月29日までに聟島の飼育サイトより巣立ちましたので、お知らせいたします。
 移送したヒナは移送後約3か月間、(財)山階鳥類研究所の研究チームからの給餌を受け、順調に成長してきました。5月18日に1羽のオスが巣立った後、他のヒナも順に巣立ちを迎え、29日に最後のメス1羽が巣立ちました。
 巣立ち後のヒナは、北太平洋のベーリング海やアリューシャン列島、アラスカ沿岸、アメリカ西海岸まで渡っていくものと予想されます。
 今回巣立ったヒナ15羽のうち、6羽に衛星発信器を装着していますので、今後の巣立ち後の行動についても明らかとなる予定です。

この事業は、(財)山階鳥類研究所が、環境省、米国魚類野生生物局、三井物産環境基金、公益信託サントリー世界愛鳥基金等の支援を得て実施しているものです。

添付資料

連絡先
環境省自然環境局野生生物課
課長:塚本 瑞天(6469)
課長補佐:堀内 洋(6475)
係長:浪花 伸和(6469)
直通(03)5521-8283

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