報道発表資料

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2010年02月08日
  • 自然環境

アホウドリ新繁殖地形成事業によるヒナ移送の結果について

 小笠原群島聟島におけるアホウドリの新繁殖地形成事業として、本日、アホウドリの繁殖地である伊豆諸島鳥島から聟島まで、ヒナ15羽を移送しましたので、お知らせいたします。
 本日早朝に、鳥島において移送するヒナ15羽を捕獲。研究員が1羽ずつ移送用の箱に入れてヘリポートまで背負って運び、ヘリコプターに搭載しました。
 ヒナを載せたヘリコプターは、12時06分に鳥島を離陸、13時35分頃聟島に到着しました(鳥島から聟島は直線距離で350km程度)。
 その後、ヘリコプターから下ろしたヒナを移送用の箱に入れたままで徒歩30分ほどの距離を運び、予定していた地点において、15羽全てを無事移動致しました。
 これから、ヒナが巣立つ5月下旬頃まで、(財)山階鳥類研究所の研究員が聟島に滞在し、人工飼育を行う予定です。

この事業は、(財)山階鳥類研究所が、環境省、米国魚類野生生物局、三井物産環境基金、公益信託サントリー世界愛鳥基金等の支援を得て実施しているもので、今年度が3か年目となります。

本日の経過

8:20
ヒナ移送用ヘリコプター八丈島 発(途中青ヶ島で給油)
9:53
ヒナ移送用ヘリコプター 鳥島 着
12:06
鳥島で捕獲したヒナ15羽を載せたヘリコプターが鳥島を離陸。
13:35
聟島に到着。
14:55
放鳥ポイントにおいて、ヒナ15羽を無事放鳥

添付資料

連絡先
環境省自然環境局野生生物課
課長:塚本 瑞天(6460)
課長補佐:西山 理行(6475)
主査:浪花 伸和(6469)
直通 (03)5521-8283

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