報道発表資料

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2009年09月03日
  • 地球環境

カーボン・オフセット認証制度における認証案件について(お知らせ)

  • 環境省では、信頼性のあるカーボン・オフセットの取組を推進・普及するため、平成21年3月18日に「カーボン・オフセットの取組に対する第三者認証機関による認証基準(Ver.1.0)」を公表しました。
  • 同認証基準を受け、気候変動対策認証センター(社団法人海外環境協力センター)において、カーボン・オフセット認証制度を創設し、5月14日よりカーボン・オフセットの案件の認証を開始した結果、第3回締め切りまでに4件の申請がありました。
  • 8月6日に有識者によって構成される第3回カーボン・オフセット認証委員会において、下記申請案件が認証され、認証ラベルが認められましたので、お知らせします。
 カーボン・オフセットとは、日常生活や経済活動において避けることができない温室効果ガスの排出について、まずできるだけ排出量が減るよう削減努力を行い、どうしても排出される温室効果ガスについてその排出量を見積り、排出量に見合った温室効果ガスの削減活動に投資すること等により、排出される温室効果ガスを埋め合わせるという考え方です。

認証案件の概要(申請順)

申請者名案件名認証区分案件の概要
株式会社トノハタ株式会社トノハタの梅干商品カーボン・オフセット企画<[1]スーパー向け商材 紀州産南高梅>I-1(商品・サービス) 株式会社トノハタの梅干し商品に関して(日本・紀州産)、梅の栽培・一時加工・二次加工・流通段階(卸先)への物流までを「トノハタの責任分」と考え、その段階の直接並びに間接CO排出量計算に基づき、147tを京都クレジットを使ってカーボン・オフセットしている。オフセットの費用は(株)トノハタが負担し、当該商品にその旨を表示する。
 栽培・一次加工・二次加工・卸先までの物流、にわたるCO排出量計算やカーボン・オフセットの手続きは、株式会社PEARカーボン・オフセット・イニシアティブに委託する。京都クレジットを用いた事前オフセットを行い、想定範囲を超えた場合には、追加分製造時にその分のオフセットを行う。
株式会社トノハタ株式会社トノハタの梅干商品カーボン・オフセット企画<[2]ギフト向け商材 秀逸 南高梅シリーズ>I-1(商品・サービス) 株式会社トノハタの梅干し商品に関して(日本・紀州産)、梅の栽培・一時加工・二次加工・流通段階(卸先)への物流までを「トノハタの責任分」と考え、その段階の直接並びに間接CO排出量計算に基づき、36tを京都クレジットを使ってカーボン・オフセットしている。オフセット費用は(株)トノハタが負担し、当該商品にその旨を表示する。
 栽培・一次加工・二次加工・卸先までの物流、にわたるCO排出量計算やカーボン・オフセットの手続きは、株式会社PEARカーボン・オフセット・イニシアティブに委託する。京都クレジットを用いた事前オフセットを行い、想定範囲を超えた場合には、追加分製造時にその分のオフセットを行う。
株式会社トノハタ株式会社トノハタの梅干商品カーボン・オフセット企画<[3]ギフト向け商材 岩惣のなちゅら>I-1(商品・サービス) 株式会社トノハタの梅干し商品に関して(日本・紀州産)、梅の栽培・一時加工・二次加工・流通段階(卸先)への物流までを「トノハタの責任分」と考え、その段階の直接並びに間接CO排出量計算に基づき、7tを京都クレジットを使ってカーボン・オフセットしている。オフセット費用は(株)トノハタが負担し、当該商品にその旨を表示する。
 栽培・一次加工・二次加工・卸先までの物流、にわたるCO排出量計算やカーボン・オフセットの手続きは、株式会社PEARカーボン・オフセット・イニシアティブに委託する。京都クレジットを用いた事前オフセットを行い、想定範囲を超えた場合には、追加分製造時にその分のオフセットを行う。
ブルーテック株式会社地盤改良材アトムシックスeのカーボン・オフセットI-1(商品・サービス) 地盤改良材アトムシックスは、高炉セメントを利用することによって、温室効果ガス負担を低減した商品である。本商品に対し、原料および主要な製造工程にかかる負担を算定対象として温室効果ガス排出量の算定を実施し、商品1トンあたりの製造にかかわるCO2排出量368Kg-CO2を全量京都クレジットでカーボン・オフセットしている。(CO2排出枠の調達、管理、政府への償却手続きは株式会社リサイクルワンへ委託。)

第三者認証機関による認証制度について

 信頼性の高いカーボン・オフセットの取組を普及させることを目的として、環境省が策定した認証基準等に則った適切な取組に対して、気候変動対策認証センター(事務局:社団法人海外環境協力センター)が第三者認証を実施するとともに、認証された取組に対するラベリングを実施する制度です。

画像:カーボン・オフセットマーク

認証制度に関する関連情報については、以下のホームページに掲載しています。
環境省カーボン・オフセットホームページ
https://www.env.go.jp/earth/ondanka/mechanism/carbon_offset.html
カーボン・オフセットフォーラムのホームページhttp://www.j-cof.org/index.html
気候変動対策認証センターのホームページhttp://www.4cj.org/index.html

(参考)社団法人 海外環境協力センター プレスリリース

添付資料

連絡先
環境省地球環境局地球温暖化対策課市場メカニズム室
直通:03-5521-8354
代表:03-3581-3351
室長: 戸田 英作(6737)
室長補佐: 塚本 愛子(6785)
担当: 本田 恵 (6041)

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