報道発表資料

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2022年06月13日
  • 自然環境

北海道における高病原性鳥インフルエンザウイルス検査陽性事例に係る野鳥監視重点区域の解除について

北海道美幌町、北見市、大空町及び網走市における高病原性鳥インフルエンザウイルスの検出(家きん国内21、25例目、野鳥国内62例目を始めとする計11事例)を受け、それぞれ一部が重複する野鳥監視重点区域を指定し、野鳥監視を強化してきました。その後、いずれの区域内においても野鳥の大量死等の異常は確認されなかったため、令和4年6月12日(日)24時に当該区域を解除しました。

経緯

令和4年3月29日(火)

~同年6月10日(金)

・ 北海道美幌町、北見市、大空町及び網走市で回収された死亡野鳥から計9事例で高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5亜型及びH5N1亜型)が検出(※1)

・ 北海道網走市の家きん農場において高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜を確認(※1)

・ 各事例の周辺10km 圏内を野鳥監視重点区域に指定し、野鳥の監視を強化(※2)

5月15日(日)

・ 家きん国内25例目の防疫措置完了

6月12日(日)

24時

・ いずれの区域内においても野鳥において異常が確認されなかったことから、上記11事例の発生に係る野鳥監視重点区域を解除(※3)

 

※1 北海道美幌町、北見市、大空町及び網走市では、家きん21、25例目及び野鳥国内62、74、77、86、88、91、103、104、107例目(計11事例)となる高病原性鳥インフルエンザが確認されました。

※2 北海道では令和4年3月31日(木)~4月2日(土)、4月16日(土)~18日(月)、4月21日(木)、4月23日(土)~25日(月)、5月11日(水)、5月14日(土)~16日(月)に野鳥緊急調査を実施するとともに、その後も野鳥の監視を継続しましたが、野鳥の大量死等の異常は確認されませんでした。

※3 「野鳥における高病原性鳥インフルエンザに係る対応技術マニュアル」に基づき、野鳥監視重点区域は、以下を1日目として28日目の24 時に解除することとしています。

- 野鳥及び飼養鳥の場合は、回収日の次の日を1日目とする

- 家きんの場合は、防疫措置完了日の次の日を1日目とする

- 環境試料(糞便、水等)の場合は、採取日の次の日を1日目とする

また、複数発生で野鳥監視重点区域の範囲が重なる場合は、最後の区域が解除されるときに同時に解除することとしています。

今後の対応

  • 野鳥サーベイランスにおける全国の対応レベルは令和3年11月11日付けで「対応レベル3」に引き上げており、全国での野鳥における監視強化を継続します。

【参考情報】

環境省は、ホームページで高病原性鳥インフルエンザに関する様々な情報を提供しています。

http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/index.html

「野鳥における高病原性鳥インフルエンザに係る対応技術マニュアル」

http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/manual/pref_0809.html

連絡先

環境省自然環境局野生生物課鳥獣保護管理室
代表
03-3581-3351
直通
03-5521-8285
室長
東岡 礼治 (内線 6470)
室長補佐
村上 靖典 (内線 6675)
係長
福田 真 (内線 6670)
担当
宮澤 結有 (内線 6477)