報道発表資料
大臣賞受賞者は、12月8日(土)に「エコプロ2018」のイベントステージで、生物多様性アクション大賞2018アンバサダーである「さかなクン」とのイベントに登壇し、プレゼンテーションを行いました。
1.生物多様性アクション大賞2018の受賞者
環境大臣賞
「地域循環型野菜を地域共通ブランドに!」
おかえりやさいプロジェクト(愛知県名古屋市)※たべよう部門で優秀賞を受賞
・概要
スーパーや学校給食、レストラン、家庭などの生ごみを堆肥にリサイクルし、その堆肥を使って育てた野菜やお米を「おかえりやさい」としてスーパーや給食、ホテルなどで販売する、生ごみ循環利用を推進する活動。
・環境大臣賞プレゼンターを務めた正田自然環境局長のコメント
市内の食料品店や学校給食、飲食店、ご家庭、幅広い方のご協力により日頃から出る生ゴミが資源として循環している、本当に素晴らしい取組だと思います。環境省においても地域循環共生圏を環境政策の柱として各施策を展開しているところですが、まさにこれを進めるプロジェクトだと思います。
さらに「おかえりやさい」という、非常にわかりやすいネーミングに加え、見学ツアーや市民講座の開催など消費者への見える化を進めている点も、素晴らしいと思います。この取組は今年で10年目の節目を迎えられたと伺っております。今回の受賞をされたことで今後さらに取組の輪を広げていただくように、期待しております。
農林水産大臣賞
「『自分たちの地域と畑は自分たちで守る』くまもと☆農家ハンターの野生鳥獣対策」
くまもと☆農家ハンター(熊本県宇城市)※まもろう部門で優秀賞を受賞
渡辺 綱男 審査委員長(IUCN日本委員会会長)の総評
全国から今日の授賞式に集まっていただいた皆さんの活動は、森、里、川、海とさまざまな場所で展開されています。これを機に相互につながり合うことで、社会を動かしていく大きな力になっていけばと思います。大臣賞を受賞された2団体はその牽引役として、この流れを引っ張っていく役割を果たしていただけるよう期待しています。
その他各賞
賞 |
種別 |
団体名/チーム名 |
活動名 |
活動拠点 |
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優秀賞 |
ふれよう 部門 |
企業 |
株式会社JTB |
JTB地球いきいきプロジェクト |
東京都 品川区 |
つたえよう 部門 |
企業 |
電機・電子4団体 環境戦略連絡会 生物多様性WG |
企業が取り組むはじめての生物多様性「Let's Try Biodiversity!(LTB)」 |
東京都 千代田区 |
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えらぼう 部門 |
企業 |
パナソニック株式会社 |
「日本初」サステナブル・シーフードの社員食堂への導入による海の生物多様性への貢献 |
大阪府 門真市 |
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特別賞 |
復興支援賞 |
市民団体 |
特定非営利活動法人森は海の恋人 |
舞根湿地を活かして森・里・川・海をつなぐ |
宮城県 気仙沼市 |
グリーン |
企業 |
コクヨ株式会社 |
結の森プロジェクト |
大阪府 大阪市 |
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セブン‐イレブン記念財団賞 |
学校・教育研究機関 |
福岡県立水産高等学校 Project-T |
豊かな海づくりProject-T |
福岡県 福津市 |
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SDGs賞 |
学校・教育研究機関 |
Blue Earth Project |
Blue Earth Project |
兵庫県 神戸市 |
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審査委員賞 |
学校・教育研究機関 |
気仙沼市立大谷中学校 |
コナギを味わう・活用する(大谷ハチドリ計画) |
宮城県 気仙沼市 |
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市民団体 |
糸島コミュニティ事業研究会 |
純国産メンマ作りによる竹林整備 |
福岡県 糸島市 |
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市民団体 |
筑後川まるごと博物館運営委員会 |
ちくご川子ども学芸員養成講座 |
福岡県 久留米市 |
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個人 |
アトリエ マンセル |
動物画家がつなぐ野生動物・生息地環境保全活動 |
東京都 中央区 |
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市民団体 |
NPO法人嘉瀬川交流軸 |
成富兵庫茂安の竹で有明海の牡蠣礁を復活しよう |
佐賀県 佐賀市 |
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学校・教育研究機関 |
岐阜県立岐阜高等学校自然科学部生物班 |
守れ!ふるさとのカスミサンショウウオ~12年間の軌跡~ |
岐阜県 岐阜市 |
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企業 |
ジーエルイー合同会社 |
「サンゴに優しい日焼け止め」プロジェクト |
沖縄県 那覇市 |
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市民団体 |
NPO生活工房つばさ・游 |
OKUTAこめまめプロジェクト |
埼玉県 小川町 |
環境大臣賞を受賞した「おかえりやさい 農林水産大臣賞を受賞した「くまもと☆
プロジェクト」と正田自然環境局長(右)、 農家ハンター」
渡辺審査委員長(左)
各賞の受賞者、本賞の協賛・協力者、 12月8日のエコプロ2018における
審査委員による記念撮影 ステージイベントの様子
※ 各優秀賞・各特別賞の結果についてはこちらからご覧いただけます。
「生物多様性アクション大賞」特設ページ
URL: http://5actions.jp/award/result.html
2.本件に関する問い合わせ先
(一般の方)
生物多様性アクション大賞事務局 担当:間辺(まべ)
Tel: 03-5256-6770
E-mail: award@cepajapan.org
(報道関係の方)
生物多様性アクション大賞 広報事務局 (サンカルパ内)担当:梶原 (かじわら)
E-mail: press@cepajapan.org
参考
○国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)
2011年から2020年までの10年間は、国連の定めた「国連生物多様性の10年」(UNDB:United Nations Decade on Biodiversity)です。生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)(2010.10愛知県名古屋市)で採択された世界目標である「愛知目標」の達成に貢献するため、国際社会のあらゆるセクターが連携して生物多様性の問題に取り組むこととされています。
これを受け、愛知目標の達成を目指し、国内のあらゆるセクターの参画と連携を促進し、生物多様性の保全と持続可能な利用に関する取組を推進するため、「国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)」が平成23年(2011年)9月に設立されました。
(ウェブサイト)http://undb.jp/
(Facebookページ)https://www.facebook.com/UNDBJ
○生物多様性アクション大賞
「国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)」が推進している「MY行動宣言5つのアクション(たべよう、ふれよう、つたえよう、まもろう、えらぼう)」を参考に、5つのアクションに即した活動を表彰するものです。
全国各地で行われている5つのアクションに貢献する団体・個人の取組を表彰し、積極的な広報を行うことにより、生物多様性の主流化を目指します。活動規模の大小を問わず、あらゆるセクターに「生物多様性の自分ごと化」を促し、「国連生物多様性の10年」の広報・教育・普及啓発活動の一つとして、またCOP10で採択された「愛知目標」達成の一助として実施しています。
本年度は、全国から総数100の優れた活動の応募がありました。
(ウェブサイト)http://5actions.jp/award/index.html
・審査員は以下の10名
渡辺綱男(IUCN日本委員会 会長)※審査委員長
三輪 隆((株)竹中工務店 技術研究所 リサーチフェロー)
小野弘人((一社)セブン-イレブン記念財団 地域活動支援事業マネージャー)
沖 修司((公社)国土緑化推進機構 専務理事)
川廷昌弘((一社)CEPAジャパン 代表理事)
坂田昌子(UNDB市民ネットワーク 代表)
道家哲平((公財)日本自然保護協会 経営企画部 副部長)
星野智子((一社)環境パートナーシップ会議 副代表理事)
農林水産省 大臣官房 政策課 環境政策室長
環境省 自然環境局 自然環境計画課 生物多様性主流化室長
- 連絡先
- 環境省自然環境局自然環境計画課生物多様性主流化室
代表 03-3581-3351
直通 03-5521-8150
室長 中澤 圭一(内 6480)
室長補佐 尼子 直輝(内 6481)
室長補佐 西田 将人(内 6666)
担当 野口 智彬(内 6668)
関連情報
過去の報道発表資料
- 平成30年11月8日
- 「生物多様性アクション大賞2018」の受賞者決定及び授賞式のお知らせ
- 平成30年7月20日
- 「生物多様性アクション大賞 2018」の募集開始について
- 平成29年12月12日
- 「生物多様性アクション大賞2017」環境大臣賞の決定について
- 平成28年11月21日
- "国連生物多様性の10 年"の普及啓発を目指す生物多様性アクション大賞 2016」大賞の決定について
- 平成27年12月14日
- "国連生物多様性の10 年"の普及啓発を目指す「生物多様性アクション大賞 2015」大賞の決定について
- 平成26年12月1日
- "国連生物多様性の10 年"の普及啓発を目指す「生物多様性アクション大賞 2014」大賞の決定について