報道発表資料
環境省は、環境産業の市場規模・雇用規模等の推計結果をまとめた「環境産業の市場規模・雇用規模等に関する報告書」を毎年公表しています。今般2013年版の推計結果をまとめましたので、公表いたします。
1.概要について
環境産業の市場規模・雇用規模の推計や環境産業の付加価値額、輸出入額及び経済波及効果、国内将来市場規模、世界市場規模について、「環境産業市場規模検討会」(座長:早見均 慶應義塾大学 教授)にて分析・検討し、報告書をまとめました(注)。
2.調査結果について
(1)市場規模・雇用規模
環境産業の市場規模は、2013年に約93兆円2,870億円(前年比約4.0%増)となりました。また、雇用規模は、2013年に約255万人(前年比2.3%増)となりました。いずれも過去最大で、2000年との比較では市場規模は1.6倍、雇用規模は約1.4倍となりました。
(2)環境産業の付加価値額・輸出入額
市場規模推計に基づき、環境産業の付加価値額を試算したところ、2013年環境産業の付加価値額は約40兆円となりました。全産業の付加価値額(GDP)のうち環境産業の占める割合は、2000年の5.5%から2013年には8.4%にまで増加しており、環境産業が我が国の経済成長に与える影響が大きくなっています。また、輸出入額を試算したところ、輸出額は約10.1兆円、輸入額は約3.1兆円となり、いずれも増加傾向にあります。
(3)国内将来市場規模等・海外市場規模等の推計手法検討
国内の現在から将来(2050年)及び世界における環境産業の市場規模について、推計手法の検討を行いました。
(注)市場規模等の推計に当たっては、環境関連法令や近年の環境産業の発展を踏まえ、新たに1分野(「フロン回収・破壊」等)を推計対象とするなど、推計方法を改良しています。
環境産業に関する情報については、環境経済情報ポータルサイト上に掲載しています。
https://www.env.go.jp/policy/keizai_portal/B_industry/index.html
添付資料
- 報告書概要 [PDF 628 KB]
- 報告書 [PDF 10.0 MB]
- 報告書(分割版 1/3) [PDF 4.5 MB]
- 報告書(分割版 2/3) [PDF 4.4 MB]
- 報告書(分割版 3/3) [PDF 4.0 MB]
- 連絡先
- 環境省総合環境政策局環境計画課環境経済政策調査室
(代表:03-3581-3351)
(直通:03-5521-8328)
室長 : 小堀 幸一 (内6227)
補佐 : 迫田 健吉 (内6274)
担当 : 倉橋 征示 (内6207)
関連情報
過去の報道発表資料
- 平成26年4月11日
- 環境産業市場規模推計の公表について(お知らせ)
- 平成26年6月6日
- 環境産業の市場規模や事業活動等に関する報告書の公表について(お知らせ)