報道発表資料
環境省は、環境産業の市場規模※等の推計結果について、毎年、公表しています。今般、これに関して2012年版の推計結果をまとめましたので公表致します。
2012年の環境産業の市場規模は約86兆円(前年比4.8%増)となり、2009年以降増加しています。また、雇用規模は約243万人(前年比3%増)となり、過去十年間、概ね増加する傾向にあります。
(※)「環境産業の市場規模」は「国内にある環境産業にとっての内外市場規模(売上ベース)」の意味
1.趣旨
環境省は、環境産業の実態を把握するため、環境産業の市場規模及び雇用規模の推計等を行っています。これらの情報については、環境行政の推進の基礎資料として活用するとともに、企業活動の参考にも資することを想定して社会に広く公表しています。
今般、これに関して、2012年版の推計結果をまとめましたので公表致します。
2.結果の概要(詳細は別紙)
(1)環境産業市場規模関連
- [1]
- 環境産業の市場規模、雇用規模の推計:
環境産業の市場規模については、リーマンショック等の影響により2009年に減少しましたが、その後増加に転じ、2012年は約86兆円(前年比約4.8%増)となりました。また、雇用規模については、2012年に約243万人(前年比3%増)となり、過去十年間、概ね増加する傾向にあります。
なお、これらの推計に当たっては、近年の環境産業の発展を踏まえ、新たに8分野(「複層ガラス・断熱型サッシ」等)を推計対象とするなど推計方法を改良した上で、2000年まで遡及して推計しています。 - [2]
- 環境産業の付加価値、輸出入の推計:
市場規模推計結果及び産業連関表を参考として、環境産業の付加価値額及び輸出入額を試算したところ、2012年環境産業の付加価値額は約37兆円(2012年の名目GDPの約7.8%)、輸出額は約9.2兆円、輸入額は約1.9兆円となりました。
これらの情報は、環境経済情報ポータルサイト上、「環境産業情報」において順次公表いたします。
https://www.env.go.jp/policy/keizai_portal/B_industry/index.html
- 連絡先
- 環境省総合環境政策局環境計画課環境経済政策調査室
(代表:03-3581-3351)
(直通:03-5521-8328)
室長 : 小堀 幸一 (内6227)
補佐 : 迫田 健吉 (内6274)
担当 : 清瀬 正裕 (内6207)
関連情報
過去の報道発表資料
- 平成25年4月16日
- 環境産業市場規模推計、環境成長エンジン報告書等の公表について(お知らせ)