表彰式イメージ写真

Good Life Award Presentation & Ceremony

第11回 環境省グッドライフアワード
環境大臣賞受賞プレゼンテーション&表彰式
レポート

環境省が主催するグッドライフアワードは、環境と社会によい活動を応援するプロジェクトです。ローカルSDGsを体現し、地域循環共生圏づくりにつながる取組を「環境大臣賞」として表彰しています。

2023年12月2日(土)、第11回グッドライフアワードで環境大臣賞を受賞した取組の代表者10組によるプレゼンテーションと表彰式が行われ、オンラインでライブ配信も行われました。 当日の様子をフォトレポートでご覧ください。

グッドライフアワードは、企業、自治体、学校、NPO、個人など、どなたでもエントリー可能です。 次回第12回のご応募もぜひご検討ください。

主催者挨拶

Opening Talk

和田篤也環境事務次官

はじめに環境省 和田篤也環境事務次官が登壇し、世界共通の気候変動対策から政府の取組、そして11年目を迎えたグッドライフアワードの歩みと地域循環共生圏づくりへの貢献について紹介する主催者挨拶からスタートしました。

環境大臣賞受賞プレゼンテーション

Presentation

続いて第11回グッドライフアワードで環境大臣賞を受賞した全10取組のプレゼンテーションが行われ、実行委員から講評のコメントもいただきました。

環境大臣賞 部門賞

【企業部門】

空き家を活用して、挑戦を応援する「さかさま不動産」

株式会社On-Co

従来の不動産流通システムとは逆に、不動産を借りたい人の情報を掲載しているマッチングサービスです。老朽化した空き家、流通が困難な物件でも、オーナーと借り手が、空き家の可能性と問題点を共有することで活用へとつなげています。空き家という資源活用はもとより、オーナーや地域の人たちが、借りたい人を応援する流れを生み出しています

【地域コミュニティ部門】

竹の可能性を追求!自治体、地場企業連携を通じた環境循環型竹産業の構築への挑戦!

エシカルバンブー株式会社

竹を主材料とした商品の製造・販売を行っています。竹ミネラルの開発・製造等を事業者から引き継ぎ、発展させ事業を運営。山口県宇部市、美祢市との連携協定を結び、竹を持続可能な資源として活用し環境循環型産業の構築に挑戦しています。

【地域コミュニティ部門】

資源・人・地域の循環を支えるのは高齢者!
環・農・福連携による「お節介プロジェクト」

十字屋グループ・NPO法人真庭あぐりガーデンプロジェクト

食ロス削減や地元野菜の付加価値向上を目指し、高齢者によるカット野菜やレシピ付き調理キット「お節介野菜」の製造・販売を行い、高齢者の仕事・役割を創出しています。規格外野菜の活用は地域資源の有効活用と食ロス削減、所得向上、都市部での販売による知名度向上、地域課題の解決にもつながっています。

連名受賞
【地域コミュニティ部門】

対馬の海の豊かさを取り戻したい!~みんなで取り組む食べる磯焼け対策~

有限会社丸徳水産
一般社団法人MIT

磯焼け対策として、未利用魚・食害魚の商品化に成功。島内の定置網事業者から集める仕組みを関係者と構築し、継続的に仕入れています。魚は直営店や学校給食、島外の飲食店で消費され「食べる磯焼け対策・そう介プロジェクト」と命名し魚を食べることで誰でも参画できる活動です。地元漁民と連携し藻場再生にも取り組み、現場を回るツアーも提供しています。

【ユース部門】

人の命も生き物の命も大切に!~生物多様性の宝庫、ジンデ池を守る活動~

ジンデ池生物研究所

2018年の西日本豪雨にて防災重点ため池に指定されたが、希少なトンボの生息地なのではと考え、中学2年から個人で生物調査を開始しました。ジンデ池の保全を市に伝え、地域の協力も得て放置されていた池の再生活動やセミナーを開催。生き物探しを通じて生物多様性を知ってもらう活動を行っています。

【ユース部門】

多様なアプローチから環境問題の解決に貢献する。

早稲田大学学生環境NPO環境ロドリゲス

「環境×○○」をテーマに環境問題に取り組む事が出来るプラットフォームです。企業や他団体、省庁とも積極的に交流を行い、多くのイベントに携わることで環境意識を高める活動を行っています。

環境大臣賞 優秀賞

おむすびを通じてお米を消費拡大し、日本の農業に貢献する

株式会社イワイ

1999年創業。環境負荷の軽減に配慮した『環境保全型農業』で栽培されたお米のみを使用し、変動する市場価格にとらわれず契約農家が継続してお米を作れるよう固定価格で買取り、店内で手むすびした大きなおむすびを販売。また、定期的にお米の生産地域の子供たちに、食育教室を実施し、日本の食事情や環境問題とともに、身近な地域のお米が、おむすび権米衛を通じて世界中で高く評価されていることを伝えています。

温泉で石油ゼロ!熱をフル活用するSDGS温泉旅館

鈴の宿 登府屋旅館

温泉が常にあふれ捨てられていく大浴場、石油で加熱して水道水が温水に変わるボイラー室、温泉を浴用だけでなく熱源としてヒートポンプを2010年に導入した結果、石油はゼロとなりました。旅行に行きたくても選択肢がない車椅子ユーザー向けに2014年にバリアフリー化し、何年ぶりかの温泉を楽しむ方が増加。2023年には捨てられるはずのユーカリや温泉熱を活かしたサウナが完成。温泉と旅館をSDGsで見直し、活用しています。

昔の暮らしにならい、環境になるべく影響を及ぼさず生きるーそれを「現実的な選択肢」へ

そこそこ農園

昔の暮らしにならい、できるかぎり環境に影響を及ぼさず生きようと、山里の古民家に住み、田泉を浴用だけでなく熱源としてヒートポンプを2010年に導入した結果、石油はゼロとなりました。旅行に行きたくても選択肢がない車椅子ユーザー向けに2014年にバリアフリー化し、何年ぶりかの温泉を楽しむ方が増加。2023年には捨てられるはずのユーカリや温泉熱を活かしたサウナが完成。温泉と旅館をSDGsで見直し、活用しています。

環境大臣賞 最優秀賞

持続可能な地域を未来へつなぐ「菜の花エコプロジェクト」

NPO法人愛のまちエコ倶楽部

「菜の花エコプロジェクト」は、1998年に東近江市から始まった、びわ湖のせっけん運動をルーツとし、菜の花栽培を含む菜たね油の製造、そして、廃食油を回収しバイオディーゼル燃料の精製を行う、廃食油の地域内資源循環の取組です。2005年には、本プロジェクトの拠点である「あいとうエコプラザ菜の花館」が建設された。指定管理者であるNPO、市民、行政、専門家の協働で、 25年にわたって事業を継続しています。

表彰式

Award Ceremony

プレゼンテーション終了後、コーヒーブレイクを挟んで、表彰式が行われました。

環境大臣賞

環境大臣賞 部門賞

【企業部門】

空き家を活用して、挑戦を応援する「さかさま不動産」

株式会社On-Co

【地域コミュニティ部門】

竹の可能性を追求!自治体、地場企業連携を通じた環境循環型竹産業の構築への挑戦!

エシカルバンブー株式会社

【地域コミュニティ部門】

資源・人・地域の循環を支えるのは高齢者!
環・農・福連携による「お節介プロジェクト」

十字屋グループ・NPO法人真庭あぐりガーデンプロジェクト

連名受賞
【地域コミュニティ部門】

対馬の海の豊かさを取り戻したい!~みんなで取り組む食べる磯焼け対策~

有限会社丸徳水産
一般社団法人MIT

【ユース部門】

人の命も生き物の命も大切に!~生物多様性の宝庫、ジンデ池を守る活動~

ジンデ池生物研究所

【ユース部門】

多様なアプローチから環境問題の解決に貢献する。

早稲田大学学生環境NPO環境ロドリゲス

環境大臣賞 優秀賞

おむすびを通じてお米を消費拡大し、日本の農業に貢献する

株式会社イワイ

温泉で石油ゼロ!熱をフル活用するSDGS温泉旅館

鈴の宿 登府屋旅館

昔の暮らしにならい、環境になるべく影響を及ぼさず生きるーそれを「現実的な選択肢」へ

そこそこ農園

環境大臣賞 最優秀賞

実行委員会特別賞授賞式
実行委員会特別賞授賞式

持続可能な地域を未来へつなぐ「菜の花エコプロジェクト」

NPO法人愛のまちエコ倶楽部

実行委員会特別賞授賞式

実行委員の専門分野などに関わるテーマごとに、優れた取組を選んで表彰しました。

益田 文和 委員長

サステナブルデザイン賞

環境に寄り添い、「ヒト、モノ、コト」を循環させる「循環工場」

循環ワークス

地域の食文化をアップデートし、これからの循環社会を作る地域デザイン

有限会社 寿々瀧(SUZU GROUP)

「あなたの専属漁師」完全受注漁による持続可能な漁業

邦美丸
※表彰式を欠席されました。

大葉 ナナコ 委員

子どもエンパワーメント賞

"愛されたデザインは姿を変えても生き続ける

~アップサイクルで地域をまわせ!!~" 志澤 舞(湘南学園高校2年)

木の輪で学びの場をつなぐ「Tamagawa Mokurin Project」

学校法人玉川学園

お米作りで農業、一次産業のネガティブなイメージをポジティブに!

ONE SLASH/RICE IS COMEDY ®

炭谷 茂 委員

環境と福祉賞

"ゴミで世界中を笑顔に!SDGs万華鏡“KAGUYA”プロジェクト
〜 少し動けば景色は変わる 〜"

NPO法人SDGs Spiral

豊島区こんぶ湯SDGsプロジェクト~東京湾こんぶ養殖と教育・地域企業を巻き込んだ循環型社会へ~

豊島区浴場組合

地域の資源を世界にシェア&シン・ふるさとスイーツ開発
~水と繊維でつなぐ&すこ。~

福井県立大野高等学校JRC「結」

高橋 俊宏 委員

環境地域ブランディング賞

生物文化多様性を守り伝える石川県立図書館の挑戦

石川県立図書館

サスティナブルな地域社会の実現と未来の環境を守る取り組み ー VESTAプロジェクト ー」

TimberWorkGroup (参加企業5社))

築150年超の古民家に最新省エネ技術を融合して再生!『ブランシエラ ヴィラ 明日香』

株式会社 長谷工ヴィレッジライフ

"「リアクトプロジェクト」 再生可能エネルギーをハブとした新しい循環社会の創造"

株式会社リアクト米沢
※表彰式を欠席されました。

竹ケ原 啓介 委員

環境ひとづくり賞

金型の ”Long life” を実現しCO₂削減 と 資源循環 を目指す

株式会社カナック

資源循環を学び・行動・発信する人の育成(グラニー)

一般社団法人 循環のまちづくり研究所

地域課題に立ち向かう農人と森の番人プロジェクト『チームひなた』

株式会社日向屋

福岡 伸一 委員

EXPO2025いのち動的平衡賞

国産穀物給与豚肉「みちのくの心意気」販売プロジェクト
>~飼料会社と東北地域の耕畜連携に向けた新たな挑戦~

伊藤忠飼料株式会社

200万tの規格外野菜・果物の食ロス解決に挑む。美味しく食べて、新しく知り、楽しく体験できるフードロス事業「Re.BooooN!(リブーン)」

株式会社トリプルバリュー

酒蔵だけど酒蔵じゃない!令和元年創業やまね酒造のニホンヤマネと環境保全活動への挑戦

やまね酒造株式会社

SDGsライフスタイルを広めるイベント「ロハスフェスタ」の開催

ロハスフェスタ実行委員会

藤野 純一 委員

環境社会イノベーション賞

持ち出さない、持ち込まない、そこにある土砂を資源化

インバックスグループ

"大都会東京でイキモノとの共生、人とのつながり、循環を創る 「TOKYO LOOP PROJECT」"

TOKYO LOOP PROJECT

めぐり、つながるヒトとモノ。『地域と都市型百貨店が創る循環共生のカタチ』

株式会社阪急阪神百貨店

地域の農産物生産者とスイーツ店をつなぐ!製菓材料開発・加工プロジェクト

株式会社平出章商店

AMIY MORI 委員

地球と人への想いやり賞

"縄文の時代から続く阿蘇の草原を次の世代に残すために ~1000人の有志と取り組む、野焼き支援ボランティア活動~"

公益財団法人 阿蘇グリーンストック

自然と共存するサステナブルなホテルとして持続可能で高付加価値な観光を支援

上高地帝国ホテル

"「社会の公器」として。 環境を通じた、未来起点+人起点のパナソニック社会コミュニケーション"

パナソニック株式会社

森 摂 委員

SDGsビジネス賞

"身近に捨てる以外の選択肢を。 あらゆるものが循環するインフラを構築し「捨てない社会をかなえる」"

株式会社ECOMMIT

吉野の森から始まる、誰もが嬉しい循環を生み出す『発酵温浴nifu』

株式会社テーブルカンパニー

使い捨てない!!メンテナンスサービスもある『プラなし天然素材の歯ブラシ』

株式会社プラス

集合写真

Photo Session

環境大臣賞

実行委員会特別賞

名刺交換会

Reception Party

表彰式終了後は、名刺交換会を実施。全国から集ったローカルSDGsを目指す仲間たちが、実行委員や環境省スタッフ一同と同じ志を持つ仲間同士として交流を深めました。

グッドライフアワードは全国各地でさまざまな取組を実践している方々を結びつけ、さらなる活動の広がりを応援しています。

グッドライフアワードでは次回以降の再チャレンジを歓迎しています。さらに活動の魅力を高め、来年度第11回グッドライフアワードにぜひご応募ください。たくさんのご応募をお待ちしています!

「第11回 環境省グッドライフアワード 環境大臣賞受賞プレゼンテーション&表彰式」
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