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大雪山国立公園の見どころ

旭岳温泉
旭岳温泉の写真
旭岳温泉
旭岳の麓に広がる標高約1,050mの温泉街です。層雲峡温泉とともに、表大雪エリアの登山基地となっています。冬は、日本で一番長いシーズン(11月~5月上旬)スキーが楽しめる場所としても全国的に有名です。
旭岳
旭岳の写真
旭岳
旭岳温泉からロープウェイに乗り姿見駅で降りると、噴煙を盛んに上げる旭岳の火口が正面に見えます。ここから姿見の池を経由して、北海道最高峰の旭岳山頂まで約2.5時間のコースが整備されています。
お鉢平
お鉢平の写真
お鉢平
大雪山の中央部直径約2㎞の窪地を「お鉢平」と呼びます。約3万年前にあった新期大雪火山が爆発した跡(カルデラ)です。外輪山をめぐる「お鉢平めぐり」をすることができます。
望岳台
望岳台の写真
望岳台
白金温泉から車道が通じており、手軽に行ける望岳台は、正面に噴煙を上げる十勝岳を望むことができる展望地点です。一帯の砂礫地にはイワブクロなどが多く見られます。
十勝岳
十勝岳の写真
十勝岳
現在も火山活動を続ける十勝岳の山頂周辺には、大正火口やグランド火口など多くの火口があります。登山に際しては、常に火山情報を確認しましょう。
トムラウシ山
トムラウシ山の写真
トムラウシ山
トムラウシ山は表大雪と東大雪の境に位置する標高2,141mの山で、「大雪の奥座敷」と呼ばれています。遭難事故も発生しているため、山行には慎重な計画が必要です。
沼ノ原
沼ノ原の写真
沼ノ原
大雪山系中央部に位置する、標高1420m~1460mの台地上に発達した高層湿原で、大小の地塘を見ることができます。別名「大雪山の奥庭」とも呼ばれ、国の天然記念物にも指定されています。
黒岳
黒岳の写真
黒岳
ロープウェイ・リフトを乗り継ぎ、歩いて約1時間で黒岳山頂に到着します。赤岳、白雲岳、北鎮岳、凌雲岳など大雪山の広がりを感じられます。
ロープウェイ(黒岳付近)
ロープウェイ(黒岳付近)の写真
ロープウェイ(黒岳付近)
大雪山系に位置する黒岳(1984m)に、ロープウェイとリフトを乗り継いで麓から標高1,500mの7合目まで昇ることができます。春と夏の高山植物や、秋の紅葉、冬の雪景色など大雪山の魅力ある景色を眺めることができます。
層雲峡温泉
層雲峡温泉の写真
層雲峡温泉
旭川から網走・帯広方面を結ぶ国道沿線に位置し、北海道周遊観光の主要な拠点となる道北最大の温泉地。表大雪の登山基地としても知られます。
大雪高原温泉・沼めぐり
大雪高原温泉・沼めぐりの写真
大雪高原温泉・沼めぐり
大雪高原温泉を起点として沼を巡る登山コースには、ヒグマ観察スタッフが常駐しています。登山口のヒグマ情報センターで、散策ルールのレクチャーを受けてから出発しましょう。
ぬかびら源泉郷、糠平湖
ぬかびら源泉郷、糠平湖の写真
ぬかびら源泉郷、糠平湖
ぬかびら源泉郷は東大雪エリアの利用拠点であり、源泉かけ流しの温泉として親しまれています。また、糠平湖は昭和31年に完成した発電用ダムによる人造湖で、東大雪の山々をバックにした湖水の風景が景勝地として評価されています
タウシュベツ川橋梁・糠平湖
タウシュベツ川橋梁・糠平湖の写真
タウシュベツ川橋梁・糠平湖
糠平(ぬかびら)湖と呼ばれるダム湖に残された、旧国鉄士幌線のコンクリート製アーチ橋(通称・めがね橋)です。夏には水没し、糠平湖の水位が下がる1月頃から姿を現すことから「幻の橋」と呼ばれています。
ニペソツ山
ニペソツ山の写真
ニペソツ山
東大雪に位置する標高2,013mの急峻な山容を持つ独立峰です。溶岩の積み重なった岩場にエゾナキウサギが生息し、時折岩の隙間から姿を現すことがあります。
然別湖
然別湖の写真
然別湖
大雪山国立公園の唯一の自然湖であり、森林に囲まれた自然性の高い湖沼景観を楽しむことができます。オショロコマの亜種であるミヤベイワナは、火山が川をせき止めてできたといわれる然別湖にのみ生息しています。

生きもの

ホソバウルップソウの花畑
ホソバウルップソウの花畑の写真
ホソバウルップソウの花畑
大雪山国立公園では、広大なお花畑が見られます。7月、小泉岳、高根ヶ原、化雲岳周辺では大雪山の固有種の花、ホソバウルップソウのお花畑が見られます。
チングルマの花畑
チングルマの花畑の写真
チングルマの花畑
大雪山国立公園では、広大なお花畑が見られます。7月、裾合平ではチングルマのお花畑が見られます。
ウスバキチョウ
ウスバキチョウの写真
ウスバキチョウ
半透明の黄色い羽が美しい、原始的なアゲハチョウの仲間。北海道に生息する高山蝶の5種の内で、日本では大雪山にしか生息しない高山蝶です。国の天然記念物に指定されています。
ギンザンマシコ
ギンザンマシコの写真
ギンザンマシコ
オスは赤みを帯びた姿が特徴的な鳥です。大雪山系のハイマツ帯で繁殖しています。夏の繁殖期にはつがいでいるところをよく見かけます。
ノゴマ
ノゴマの写真
ノゴマ
オスは喉元がオレンジ色で、灌木の先などにとまり目立つ姿で大きな声でさえずります。大雪山の樹林帯でよく見られます。
エゾナキウサギ
エゾナキウサギの写真
エゾナキウサギ
北海道の中央部(大雪山系や北見山地等)、寒冷な高山帯の岩場に生息する生きた化石と呼ばれる生きものです。
キタキツネ
キタキツネの写真
キタキツネ
北半球一帯に生息するアカギツネの仲間です。大雪山国立公園の各地で見ることができます。

アクティビティ

登山
登山の写真
登山
国立公園内には旭岳やトムラウシ山、十勝岳など魅力的な山々があります。登山道の区間毎に、難易度や登山者が登山中に体験する雰囲気等の程度を5段階に分けた「大雪山グレード」が設定されています。