自然環境・生物多様性

第63次南極地域観測隊同行日記6

野外調査に行ってきました④

202239日(水

今回は、明るい岬という地域に2022年128日から131日の4日間の泊りがけで野外調査に行ってきました。私の南極での野外調査は今回で最後になりました。

ここでは、環境省の調査の一環としてペンギンの死骸をサンプリングしました。

明るい岬には、アデリーペンギンのルッカリー(集団営巣地)があります。ルッカリーのペンギンの雛はもう大人と同じくらいの大きさで、大人の羽に生え変わる途中の雛もいました。離れた場所からしばらくルッカリーを観察していると、トウゾクカモメがペンギンの雛を捕食しているところを目撃しました。

上手く表現できませんが、南極の生物の食物連鎖の一端を観察することができて興味深く感じるとともに、南極の自然環境に圧倒されました。

アデリーペンギンのルッカリーで雛を捕食するトウゾクカモメ

アデリーペンギンのルッカリーで雛を捕食するトウゾクカモメ

                               

掲載協力:国立極地研究所 

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