第67次南極地域観測隊同行日記【第3回】
第3回:南極への航海~南極地域に入りました!~
2025年12月15日(月)
みなさん、こんにちは。
環境省の福濱です。
南極観測船「しらせ」は、ようやく暴風圏を抜け、船酔いがひどい私は本当にほっとしています。
特に、暴風圏を航海している2日間は低気圧により船が大きく揺れ、私は、完全にダウンしました。
おいしいご飯も喉を通らず、泣く泣く何回か食事をスキップしたのですが、逆に空腹でも気持ちが悪くなるため、胃にゼリーを流し込んで横になるだけという何ともいえない時間を過ごしました。
ようやく回復してきて、夕食会場に行くと、他の隊員から、「死人がよみがえったような」「ゾンビのような」と形容されながら、会う人会う人に「大丈夫か」と心配いただきました。「ゾンビのような」というのはどういうことかな、と鏡を見てみると、顔は黄土色、唇は紫色の、見たこともない顔色の誰かが映っておりました。
そんな私がダウンしていた2日間も、しらせは休むことなく東経110度線を南下し続け、ついに、12月14日には南緯60度を超え、南極地域に到達しました。これから数日は穏やかな航海が続く予報で、本当に嬉しいです。
荒波の中、安全航行いただいたしらせの乗員(海上自衛隊)の皆さん、大変ありがとうございます。

環境省の福濱です。
南極観測船「しらせ」は、ようやく暴風圏を抜け、船酔いがひどい私は本当にほっとしています。
特に、暴風圏を航海している2日間は低気圧により船が大きく揺れ、私は、完全にダウンしました。
おいしいご飯も喉を通らず、泣く泣く何回か食事をスキップしたのですが、逆に空腹でも気持ちが悪くなるため、胃にゼリーを流し込んで横になるだけという何ともいえない時間を過ごしました。
ようやく回復してきて、夕食会場に行くと、他の隊員から、「死人がよみがえったような」「ゾンビのような」と形容されながら、会う人会う人に「大丈夫か」と心配いただきました。「ゾンビのような」というのはどういうことかな、と鏡を見てみると、顔は黄土色、唇は紫色の、見たこともない顔色の誰かが映っておりました。
そんな私がダウンしていた2日間も、しらせは休むことなく東経110度線を南下し続け、ついに、12月14日には南緯60度を超え、南極地域に到達しました。これから数日は穏やかな航海が続く予報で、本当に嬉しいです。
荒波の中、安全航行いただいたしらせの乗員(海上自衛隊)の皆さん、大変ありがとうございます。

<穏やかな海>
さて、東経110度線を数日南下して感じたこととして、日の入りがみるみる遅くなったことがあります。
そういえば、日本の東北地方に住んでいた時、関西に住んでいた友人と電話をしていて、「夕日がきれいだよ」と友人に言われた時、東北ではすでに日が沈んで真っ暗だったということがありました。
同じ日本でも東にある地域と西にある地域では、日の出、日の入りの時刻が違いますが、緯度だけが関係しているわけではなく、経度(その場所が東にあるか西にあるか)も関係しています。
今回、私はほぼ同じ経度で、緯度だけ変わるという普段なかなかできない体験をしたわけですが、この数日間は前日と今日とで約30分~1時間、暗くなる時刻が遅くなりました。
なぜ緯度が変わると日の入りの時間が変わるのでしょうか。それは、地球の軸が傾いていることと関係しています。
地球は北極点と南極点を結ぶ直線を軸として自ら回転していますが、実はその直線は公転面(地球が太陽の周りを公転する面)から約23.4度傾いています。
今、日本は冬ですが、私が乗っているしらせが航行している南半球は夏の季節です。さらに、南半球の緯度が高い地域は、夏の間、太陽が現れる時間がとても長くなり、しまいには、一日中太陽が沈まなくなります。
今回、私は南極で、そういった日々を体験できそうで、今からわくわくしています。
※南極の豆知識については、「南極キッズ」もぜひご覧ください!
https://www.env.go.jp/nature/nankyoku/kankyohogo/nankyoku_kids/index.html
●南極で太陽が沈まない理由:
https://www.env.go.jp/nature/nankyoku/kankyohogo/nankyoku_kids/donnatokoro/donnatokoro/taiyou.html
●「南極地域」と「南極圏」の違い:
https://www.env.go.jp/nature/nankyoku/kankyohogo/nankyoku_kids/encyclopedia/na/antarctic_circle.html
さて、東経110度線を数日南下して感じたこととして、日の入りがみるみる遅くなったことがあります。
そういえば、日本の東北地方に住んでいた時、関西に住んでいた友人と電話をしていて、「夕日がきれいだよ」と友人に言われた時、東北ではすでに日が沈んで真っ暗だったということがありました。
同じ日本でも東にある地域と西にある地域では、日の出、日の入りの時刻が違いますが、緯度だけが関係しているわけではなく、経度(その場所が東にあるか西にあるか)も関係しています。
今回、私はほぼ同じ経度で、緯度だけ変わるという普段なかなかできない体験をしたわけですが、この数日間は前日と今日とで約30分~1時間、暗くなる時刻が遅くなりました。
なぜ緯度が変わると日の入りの時間が変わるのでしょうか。それは、地球の軸が傾いていることと関係しています。
地球は北極点と南極点を結ぶ直線を軸として自ら回転していますが、実はその直線は公転面(地球が太陽の周りを公転する面)から約23.4度傾いています。
今、日本は冬ですが、私が乗っているしらせが航行している南半球は夏の季節です。さらに、南半球の緯度が高い地域は、夏の間、太陽が現れる時間がとても長くなり、しまいには、一日中太陽が沈まなくなります。
今回、私は南極で、そういった日々を体験できそうで、今からわくわくしています。
※南極の豆知識については、「南極キッズ」もぜひご覧ください!
https://www.env.go.jp/nature/nankyoku/kankyohogo/nankyoku_kids/index.html
●南極で太陽が沈まない理由:
https://www.env.go.jp/nature/nankyoku/kankyohogo/nankyoku_kids/donnatokoro/donnatokoro/taiyou.html
●「南極地域」と「南極圏」の違い:
https://www.env.go.jp/nature/nankyoku/kankyohogo/nankyoku_kids/encyclopedia/na/antarctic_circle.html