第67次南極地域観測隊同行日記【第4回】

第4回:氷山との出会い
2025年12月17日(水)
 
みなさん、こんにちは。
環境省の福濱です。
 
南極観測船「しらせ」は南緯60度を超え、南極地域に突入しました。
 
そしてついに12月14日、氷山と初めて出会いました!
360度水平線が広がっていた中で、突如として氷山が出現する光景には目を見張るものがあります。
広大な海原の中にポンっと氷山があるため、他の比較対象がなく正確な大きさはわかりませんでした。ただ、氷山は巨大で、その一部は青白く見えました。
 
氷山が突如として出現しました
<氷山が突如として出現しました>

荒れる海での船酔いからようやく脱却した私にとって、この上ないご褒美です。
氷山が海面と接しているところの一部は空洞になっているように見える部分もありました。どういった構造になっているのか、わくわくが止まりません。
 
初めての氷山との出会い以降、他にもいくつか氷山が見られるようになりました。
船から遠く離れた場所にいたコウテイペンギンたちの姿も、双眼鏡で見ることができました。
 
氷山の近影
<氷山の近影>

夕方には遙か彼方の水平線がうっすらと赤く染まる様子と氷山を拝みました。暴風圏の波とはうって変わって、べた凪の海面で、鳥たちが悠々と飛ぶ以外は静かな世界で、この世の果てのように感じました。
あまり写真では伝わらないのですが、涙がでるほど感動し、一生忘れられない景色となりました。
 
大海原に浮かぶ氷山と夕焼け
<大海原に浮かぶ氷山と夕焼け>

これから氷の海に突入しますが、どのような生き物と出会えるのか楽しみです。