第67次南極地域観測隊同行日記【第21回】

第21回:南極の大地
2026年7月31日(金)

みなさん、お久しぶりです。
環境省の福濱です。
 
しばらく投稿が止まっていたため、南極からまだ帰ってきていないのか、と思った方もいるかもしれません。実は、私は、2月25日に第67次南極地域観測隊の同行任務を終え、日本に帰国しました。
 
日本に戻ってから、色々なことがあり、前回の同行日記から時間が空いてしまいました。
自分が本当に南極に行っていたのか、夢だったのではないかと思うときもあります。今思い返しても、南極での日々はとても特別でした。
そこで、少し時間を戻して、現地の自然や活動の様子について、もう少しだけ皆さんにお伝えできればと思います。
 
第20回の同行日記では、アデリーペンギンの集団営巣地をご紹介しました。
ペンギンたちに目を向けていると気付きにくいのですが、その足元には南極の長い歴史を物語る岩石が広がっています。
今回は、南極の大地についてご紹介したいと思います。
 
南極は「氷でできた大陸」ではなく、「岩石でできた大陸の上に、とても厚い氷が乗っている場所」です。氷がない場所では、地面の岩石を見ることができます。
 
岩が広がる地面
<岩が広がる地面>

南極の岩石に近づいてみると、白や黒といった様々な色の鉱物が輝き、まるで宝石が散りばめられているように見えるものがたくさんありました。
地下深くの高温で高圧な環境で長い時間をかけて鉱物が成長したものもあります。
 
私は最初、「岩石」というより、「巨大な結晶のかたまり」のように感じました。
正直なところ、私は今まで岩石にはあまり興味がなかったのですが、南極で岩石を見て、その美しさに驚きました。
地質学者になりたいと思うような光景が広がっていました。
 
以下の写真は、同じ岩石を拡大したものです。



<岩を拡大すると見える結晶(これらの写真は全て同じ岩)>

ペンギンや氷に目を奪われがちな南極ですが、その足元に広がる岩石もまた、南極の大切な魅力の一つと感じました。