第67次南極地域観測隊同行日記【第18回】
第18回:アデリーペンギンの集団営巣地までの道のり
※ありのままの南極の様子を伝えるため、生き物の死がいの写真があります。苦手な方はご注意ください。
みなさん、こんにちは。
環境省の福濱です。
12月31日の大みそかは、ペンギンを調査するチームに同行しました。ペンギンは大勢で集まって、つがいごとに巣を作り、子育てをします。多くのつがいが一つの場所に集まっていることから、集団営巣地(しゅうだんえいそうち)と呼ばれています。
つがいとは、子孫を生み出すために協力し合うオスとメスのペアのことです。
ペンギンは、世界に18種が生息しています。その中でも南極周辺で生息しているペンギンは5種、その中でも一番寒い場所にいるのは、アデリーペンギンとコウテイペンギンです。
昭和基地近くではアデリーペンギンがよく見られます。
この日は朝早く調査拠点を出発し、アデリーペンギンたちが集まっている海岸を目指しました。

<ひたすら歩く>
目的地までの約1時間30分の道中も新しい出会いの連続です。
道中、何か白い貝殻のようなものがたくさんたまっている様子を目にしました。
どうやら、貝の化石のようです。
ここは昔、海だったのかと、太古(たいこ)の昔に思いをはせました。

<貝の化石>
歩みを進めると、けたたましい鳥の鳴き声が聞こえてきました。瞬時にそちらの方向を見ると、なんと、ナンキョクオオトウゾクカモメ(以下「トウゾクカモメ」といいます)という鳥の巣がありました。初めての対面です。茶色のトウゾクカモメの親子は周囲の景色にしっかり同化しています。
この時期は、ちょうどトウゾクカモメは子育ての真っ最中。邪魔にならないようにそっと通り過ぎました。

<トウゾクカモメの親子>
通り過ぎた後、ふと近くの岩を見ると、岩に白く斜線が入っています。
これは、人が書いたものではなく、自然に入ったものです。
南極の岩は本当に面白く、地面を歩くことがこんなに楽しいのか、と感じさせてくれます。また別の回でご紹介できればと思います。

<岩に白い線が入った様子>
さらに歩みを進めると、白い鳥の死がいを発見しました。
これは、第5回でご紹介したユキドリです。
先ほど初対面したトウゾクカモメに食べられた後のようです。

<ユキドリの死体>
ついに海岸線に出ました。砂の上にペンギンの足跡を発見しました!
ペンギンたちの巣に確実に近づいていることが感じられます。目的地までは、あと30分ほどです。

<ペンギンの足跡を発見!>
さらに海岸線に沿って歩みを進めます。
岩が白くなっています。ペンギンの糞のようだな、と思っていると・・・

<ペンギンの糞(白い部分)>
岩を越えた先にアデリーペンギンの姿が見えました!
ついに本日の調査地であるアデリーペンギンの集団営巣地に到着です。

<ペンギンの集団営巣地に到着>
この場所で少し休憩をとった後、アデリーペンギンの調査が始まります。
2026年2月17日(火)
※ありのままの南極の様子を伝えるため、生き物の死がいの写真があります。苦手な方はご注意ください。
みなさん、こんにちは。
環境省の福濱です。
12月31日の大みそかは、ペンギンを調査するチームに同行しました。ペンギンは大勢で集まって、つがいごとに巣を作り、子育てをします。多くのつがいが一つの場所に集まっていることから、集団営巣地(しゅうだんえいそうち)と呼ばれています。
つがいとは、子孫を生み出すために協力し合うオスとメスのペアのことです。
ペンギンは、世界に18種が生息しています。その中でも南極周辺で生息しているペンギンは5種、その中でも一番寒い場所にいるのは、アデリーペンギンとコウテイペンギンです。
昭和基地近くではアデリーペンギンがよく見られます。
この日は朝早く調査拠点を出発し、アデリーペンギンたちが集まっている海岸を目指しました。

<ひたすら歩く>
目的地までの約1時間30分の道中も新しい出会いの連続です。
道中、何か白い貝殻のようなものがたくさんたまっている様子を目にしました。
どうやら、貝の化石のようです。
ここは昔、海だったのかと、太古(たいこ)の昔に思いをはせました。

<貝の化石>
歩みを進めると、けたたましい鳥の鳴き声が聞こえてきました。瞬時にそちらの方向を見ると、なんと、ナンキョクオオトウゾクカモメ(以下「トウゾクカモメ」といいます)という鳥の巣がありました。初めての対面です。茶色のトウゾクカモメの親子は周囲の景色にしっかり同化しています。
この時期は、ちょうどトウゾクカモメは子育ての真っ最中。邪魔にならないようにそっと通り過ぎました。

<トウゾクカモメの親子>
通り過ぎた後、ふと近くの岩を見ると、岩に白く斜線が入っています。
これは、人が書いたものではなく、自然に入ったものです。
南極の岩は本当に面白く、地面を歩くことがこんなに楽しいのか、と感じさせてくれます。また別の回でご紹介できればと思います。

<岩に白い線が入った様子>
さらに歩みを進めると、白い鳥の死がいを発見しました。
これは、第5回でご紹介したユキドリです。
先ほど初対面したトウゾクカモメに食べられた後のようです。

<ユキドリの死体>
ついに海岸線に出ました。砂の上にペンギンの足跡を発見しました!
ペンギンたちの巣に確実に近づいていることが感じられます。目的地までは、あと30分ほどです。

<ペンギンの足跡を発見!>
さらに海岸線に沿って歩みを進めます。
岩が白くなっています。ペンギンの糞のようだな、と思っていると・・・

<ペンギンの糞(白い部分)>
岩を越えた先にアデリーペンギンの姿が見えました!
ついに本日の調査地であるアデリーペンギンの集団営巣地に到着です。

<ペンギンの集団営巣地に到着>
この場所で少し休憩をとった後、アデリーペンギンの調査が始まります。