エコツーリズム地域活性化支援事業では、地域協議会の現状を踏まえ、全体構想の作成、地域協議会のエコツーリズムに関するルールやプログラムづくり、人材育成などの活動経費の一部を国が助成し、エコツーリズムの普及・定着・推進を図るとともに、自然観光資源を持続的に活用することにより、魅力的な地域づくりを支援します。(エコツーリズムに取り組む地域協議会等へ支援、国が地域協議会に対し事業費の2分の1以内を助成、交付額は1地域当たり5百万円を限度)
自然公園地域や、エコツーリズムに取り組む地域など、自然資源を活用して地域活性化に取り組む地域を対象に、ビジターセンターなどの拠点施設のスタッフ、体験プログラム・エコツアーなどを企画、実施する事業者やガイド、コーディネーターなど、地域における持続可能な仕組み構築に向けた中核となる人材の育成支援を行うものです。
※本事業は、平成28年度まで行われていた「エコツーリズム推進アドバイザー派遣事業」及び「エコツーリズムガイド育成事業」両事業の後継事業となります。
エコツーリズムに取り組む地域の中で、より良い取り組みの方向性を探るために外部の専門家による助言・指導を希望する地域を対象として、専門知識を有する「エコツーリズム推進アドバイザー」の派遣を実施しています。
地域の自然観光資源(景観、野生生物、温泉等)、歴史や伝統等を解説し、地域や自然の魅力を伝えるエコツーリズムガイドや地域内外の連携及び広報を行う地域コーディネーターといった人材を、各地のエコツアー業者や有識者と環境省が連携して作成したカリキュラムのもと実施する研修を通じ、育成するものです。
具体的には、基礎知識を習得してもらう基礎研修、ガイドプログラムの企画及び運営を行うシュミレーションを兼ねたグループワーク等を実施するスキルアップ研修を行います。
※「平成19年〜21年度エコインストラクター人材育成研修」については、こちらをご覧ください。
エコツーリズムの推進は、自然環境の保全、観光客の誘致による地域活性化、震災体験の継承による災害に強い地域づくりに貢献するものであり、さらに、地域の絆の再構築や主要産業である農林水産業の復興を側面から支援することにつながることから、東北地方太平洋沿岸地域において、地域の魅力的な自然や生活文化を持続的に活用した取組を支援し、復興エコツーリズムのモデルとして取りまとめ、被災地復興に資するための事業です。
実施地域は次の5地域です
自然とのふれあい体験を中心としたエコツーリズムと農業・農村体験を中心としたグリーン・ツーリズムの融合による地域活性化を図るモデル事業です。この取組は、兵庫県養父市及び鹿児島県垂水市において平成22年度から24年度の間実施しました。
本事業に基づき、事例集を作成しました。下記からダウンロードしていただけます。