エコツーリズム推進法

エコツーリズム推進法(平成19年法律第105号)
エコツーリズム推進基本方針(平成20年6月6日閣議決定)
自然環境の保全に配慮しながら、地域の創意工夫を生かしたエコツーリズムに関する総合的な枠組みを定めた「エコツーリズム推進法」(平成19年法律第105号)第4条の規定により、エコツーリズムの推進に関する基本的な方針として作成し、平成20年6月6日に閣議決定されましたので、公表します。
エコツーリズム憲章
趣旨
エコツーリズムの理念を分かりやすい形で普及するため、エコツーリズム憲章を制定しました。
ひとびとが、自然や環境、文化を発見する旅に加わり、自然のために、小さくても何かを実践し、そうした旅人を受け入れる地域を、みんなでつくっていけば、この国土のすみずみにまで、個性に満ちた自然や文化があふれ、もっとゆたかないのちを楽しむことができる。 一人ひとりが自然を守り、考え、慈しむ。自然の中にあたらしい光を見る、「エコツーリズム」はそのための提案です。
ゆっくりと見回してみよう。 見えなかった色がみえてくる。 気がつかなかった香りに気づく。 聞こえなかった歌がきこえてくる。 季節が移っていく。 あざやかに、大地がここにある。
森がどこまでもひろがっている。 どこまでも空が、海がひろがっている。 風がそっと通りすぎる。 水が落ちて、土を潤す。 生きものたちが息づく。 人間のふるさとは、ここにある。
自然はやさしい。温かい。 大きくて、物知りだ。 時に荒々しい。 時にはひどく荒々しい。 人のくらし、歴史や文化は、 そうした自然とともに育ってきた。
大自然から里山や都市の小さな自然まで、自然のいのちと人のいのちを共振させる。そういう旅をしよう。ゆったりと呼吸し、ゆっくりと見回し、おおらかな一歩をしるしたい。
「エコツーリズム」は次の3つを実現し、それがずっと続いていくことをめざします。 地域の自然と文化を知り、慈しむ。 元気な地域が自然を守る。 自然と文化を受け継いでいく。
エコツーリズムに関する検討会等
エコツーリズム推進会議(平成15~16年)
平成15年11月に環境大臣を議長とする「エコツーリズム推進会議」が設置され、平成16年6月に我が国におけるエコツーリズムの普及・定着を図るため5つの推進方策をとりまとめました。
詳しくはこちらエコツーリズム推進に関する検討会(平成26~27年)
エコツーリズムのさらなる推進について、有識者及び環境省、国土交通省、文部科学省及び農林水産省で検討会を行い、今後、必要と考えられる推進方策を取りまとめました。
詳しくはこちら