環境省
VOLUME.68
2018年12月・2019年1月号

2 楽しもう/ENJOY 環境省 ナショナルトレーニングセンター「Jヴィレッジ」 サッカーの聖地が復興のシンボルに

震災以降、休業していた「Jヴィレッジ」が7年ぶりに再始動。
スポーツを通した地域交流の拠点として、新たなスタートを切りました。

「再生」だけではない、「進化」を目指す

 1997年、福島県の広野(ひろの)町と楢葉(ならは)町にまたがる広大な敷地に日本初のサッカーナショナルトレーニングセンターとして開設された「Jヴィレッジ」。サッカーW杯日本代表などのキャンプ地としても利用された日本サッカーの聖地である。しかし、東日本大震災後は、福島第一原子力発電所の事故収束の対応拠点になり、施設の営業は休止。天然芝のピッチは作業用車両の駐車場と化した。

 除染作業や復興が進んだ2018年7月、Jヴィレッジは7年ぶりに一部営業を再開。今後は復興のシンボルとして、2020年の東京オリンピックでも積極的に活用する方針だ。生まれ変わった施設には国内初となる全天候型練習場を新設。さらに隣接するホテルは震災前の2倍の200室まで客室を増やし、ビジネス利用にも対応する。

 「元の状態に戻すのではなく、これを機にさらに進化させていければ」とJヴィレッジ事業運営部の猪狩安博さんは力強く語る。今後はJヴィレッジ駅も新設される予定で、地域と連携しながらこの場所を盛り上げていく考えだ。2019年4月の全面再開に向けた思いは熱い。

お話を伺ったのは…Jヴィレッジ事業運営部 猪狩 安博さん「サッカーに限らず、多様なスポーツやイベントにも対応しています」

広い敷地内には、なんと11面もピッチがあるんだよ

スタジアムの観客収容数は5,000人。各種大会や代表クラスのチームトレーニングにも活用できる

公式サイズの人工芝ピッチを有する国内初の全天候型練習場

最新鋭マシンを導入したフィットネスクラブは一般にも開放される

左_スタジアムの観客収容数は5,000人。各種大会や代表クラスのチームトレーニングにも活用できる 中央_公式サイズの人工芝ピッチを有する国内初の全天候型練習場 右_最新鋭マシンを導入したフィットネスクラブは一般にも開放される

LET's GO!

リアル宝探し
Jヴィレッジ調査団
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Jヴィレッジ調査団ムービー
https://youtu.be/i1jFE_QcqbM

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【寄付金を募集しています】

Jヴィレッジ復興プロジェクトでは、2019 年4月の全面再開に向けて寄付金を募集しています。個人、または企業・団体のいずれも専用フォームから支援が可能です。

https://www.jvillage.jp/

INFORMATION

福島県双葉郡楢葉町山田岡美シ森8

https://www.j-village.jp/

MAP

写真/千倉志野

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