今年8月に新しくオープンした「楽しく学べる体験型情報館」では、
福島復興の歩みを世界中の人々に向けて発信しています。
目で見て、手で触れて、環境を学ぼう
福島県・
5つのゾーンに分かれた展示室では、埋立処分の仕組みや流れをわかりやすく紹介しているが、注目したいのはAR(拡張現実)など最新デジタル技術を用いた体験型の展示だ。「自分で手を動かして体験することによって、汚染された廃棄物が適切に処理されているプロセスや、放射線の基礎知識を知ってもらいたい。正確に知ることが不安の軽減や風評被害の払拭につながると考えます」と同館の徳永博昭さんは語る。埋立処分施設の様子をライブ映像で伝えるなど、「開かれた施設」として最新情報を国内外へ広く発信していく。
モニタリングフィールド
隣接する屋外フィールドでは、放射線の空間線量率測定や水質調査を簡易体験できる
外観
周囲の自然に溶け込む木目調で統一された外観が目印
展示室
埋立処分のプロセスや進捗状況を最新デジタル技術で展示
リプルン体験イベント
放射線測定体験や埋立技術の模擬体験、モニタリングフィールドで行う水質のパックテストなどを実施しています。そのほか近隣の特定廃棄物埋立処分施設の見学など、さまざまなイベントを随時開催中です。
上_館内では模擬体験ができる実験教室などを実施
下_イベントや見学時に案内してくれるスタッフの皆さん
左_館内では模擬体験ができる実験教室などを実施 右_イベントや見学時に案内してくれるスタッフの皆さん
写真/千倉志野