源氏物語千年紀、京都御苑130年記念「平安王朝の夜と御苑の森」の開催について
平安時代の日本人は、自然を畏れ敬い、自然と共生しながら、山や川、森、動物などにも神性を見いだして、自然の一部として暮らしていました。しかし、現在のまち中では当時の環境条件に類似の雰囲気を感じることは大変難しくなっています。そこで、200を超える巨木を含む広大な樹林が広がる京都御苑をライトダウンすることにより、静寂の中で「平安王朝の夜」を再現し、御苑の森を体感する機会を作ることを企画しました。源氏物語に描かれた秋の夜長を体験しつつ、環境にやさしい暮らしを考えるひとときを持ちたいと考えます。
なお同夜(4日間)は、御苑北東の廬山寺においても関連協賛事業が開催されます。
記
1 主催
源氏物語千年紀委員会 環境省京都御苑管理事務所
2 日時
平成20年10月15日(水)~16日(木)、11月10日(月)~11日(火) 4日間
- ■ライトダウン :
- 日没~20時30分(自由散策)
- ■講演・演奏:
- 18時30分~19時50分
3 場所
- ■ライトダウン:
- 御苑西南部(南北:九条邸跡~建礼門、東西:閑院宮邸跡~富小路広場)
- ■講演・演奏:
- 閑院宮邸跡(京都御苑西南)
4 内容
ライトダウンは申込不要。自由に京都御苑を散策し、夜の森や闇を感じ、月や星をご覧ください。講演・演奏への参加は申込みが必要です。
(1)タイムスケジュール
- 日中~
- 閑院宮邸跡 展示室、庭 開放
日没とともにライトダウン開始 - 18:00
- 講演受付開始
- 18:30
- 音楽演奏
- 18:45
- 講演開始
- ◇御苑の森の紹介( 5分程度)
- ◇テーマ講演( 約1時間)
- 19:50
- 講演 終了
- 講演参加者 御苑内散策
- 20:30
- ライトダウン終了
(2)講演者とテーマ
- 10月15日(水)
- 福嶋昭治 園田学園女子大学教授
- 「雲居の月とこの夜の闇」
- 10月16日(木)
- 朧谷 壽 同志社女子大学教授
- 「990年前の今宵の満月-道長の栄華」
- 11月10日(月)
- 山本淳子 京都学園大学大教授
- 「雲隠れにし夜半の月-紫式部の愛した人たち」
- 11月11日(火)
- 吉海直人 同志社女子大学教授
- 「源氏物語の夜を読む-聴覚と嗅覚から-」
*御苑の森の紹介は、各回とも京都御苑管理事務所より *音楽演奏者は調整中
5 講演の申込・問合せ
(1)参加料・人数
- ◇無料
- ◇各回100名 ※申込多数の場合は抽選
(2)申込方法・問合せ先
往復はがきに[1]「平安王朝の夜」講演参加希望 [2]参加希望日(1日のみ)と、申込者の[3]郵便番号、[4]住所、[5]氏名(ふりがな)、[6]連絡先(TEL、FAX、E-mail)を明記して、次のところまでお送りください。1通につき1名申込可
〒602-0878京都市上京区丸太町通河原町西入る高島町335番地
源氏物語千年紀委員会 「平安王朝の夜」係
TEL 075-231-2008 FAX 075-231-2009
※申込締め切り 9月22日(月)(消印有効)
6 協賛事業
「廬山寺でのライトダウンと夜間拝観」
上記4日間の18:00-20:00 参観千円(御茶等付) 各回先着50名 申込:直接廬山寺(℡231-0355)へ
連絡先
- 源氏物語千年紀委員会
- 事務局長 下田元美
(電話075-231-2008) - 環境省京都御苑管理事務所
- 所長 小沢晴司
担当 清水昭史
(電話 075-211-6348)