地球環境・国際環境協力
環境省RE100の取組
環境省RE100の取組について
RE100とは、企業が自らの事業の使用電力を100%再エネで賄うことを目指す国際的なイニシアティブがあり、世界や日本の企業が参加しています。
※RE100への参加企業についてはRE100ホームページをご参照ください。
環境省は、2018年6月にRE100に公的機関としては世界で初めてアンバサダーとして参画し、RE100の取組の普及のほか、自らの官舎や施設での再エネ電気導入に向けた率先的な取組やその輪を広げていくこととしています。
取組状況について
●公的機関のための再エネ調達実践ガイド「気候変動時代に公的機関ができること~「再エネ100%」への挑戦~」の公表(2020年6月19日)
環境省RE100の実現に向けた、これまでの再生可能エネルギー由来の電力調達の取組を通じて得られた知見等をまとめた公的機関のための再エネ調達実践ガイド「気候変動時代に公的機関ができること~「再エネ100%」への挑戦~」を作成いたしました。(詳しくはこちら)
●環境省RE100達成のための行動計画の策定(2019年12月27日)
新宿御苑での取組や民間企業の取組等を踏まえ、環境省RE100達成のための行動計画を策定しました。(詳しくはこちら[PDF 80KB])
2030年までの環境省RE100達成を目指し、2020年度は以下の3つのアクションをとります。
(取組内容)
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既に再エネ30%の電力を調達している新宿御苑において、再エネ100%の電力を調達します。
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すべての地方環境事務所(北海道、東北、関東、中部、近畿、中国四国、九州)管内で、再エネ100%の電力調達に向けた取組を開始します。
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国立水俣病総合研究センターなど電力消費量の多い直轄施設について、より安価な電力を調達できる共同調達を試行し、これらの施設での2021年度における再エネ100%の電力調達の可能性を探ります。
※2020年度にRE100を達成する施設について、以下のとおり事業者が決定しました。
施設 |
契約事業者名 |
支笏湖ビジターセンター |
王子製紙株式会社 |
支笏洞爺国立公園管理事務所 |
王子製紙株式会社 |
みちのく潮風トレイル名取トレイルセンター |
ネクストエナジーアンドリソース株式会社 |
新宿御苑 |
ゼロワットパワー株式会社 |
土佐清水自然保護官事務所 |
株式会社Looop |
吉野管理官事務所 |
シナネン株式会社 |
屋久島自然保護官事務所(世界遺産センター含む) |
屋久島電工(株) |
※環境調査研修所、皇居外苑、京都御苑、生物多様性センター、国立水俣病総合研究センター、水俣病情報センターにおける2020年度の電気(再エネ30%)を供給する事業者がゼロワットパワー株式会社に決定しました。
なお、取組の中で得られた知見や再エネ電気の普及状況を踏まえ、必要に応じてロードマップの見直しを行っていきます。
●新宿御苑での試行的実施(2019年度)
環境省RE100に向けた最初の具体的な取組を新宿御苑で実施することとし、RE100事務局が推奨する中間目標を前倒し、再エネ率30%の電気を調達します。
※RE100事務局が推奨する中間目標は、2020年:30%、2030年:60%、2040年:90%(最終的には2050年:100%)
※2019年2月15日に当該電気を供給する事業候補者が決定しました(詳しくはこちら )。