本業務は、グリーンリフォーム（住宅の省エネ性能が向上するリフォーム等）に着目し、客観的データ（温度等の計測データ）と主観的データ（感覚的データ）を用いて検証を行ったものである。
主観的データからは、モニターの温熱感覚に関する関連性を分析し、(1)トイレが寒い(2)浴室が寒い(3)洗面所・脱衣所が寒い(4)廊下・玄関が寒い(5)台所が寒い(6)寝室で結露している(7)リビングで結露している等の要因が抽出された。本調査における温熱快適性では「寒さ」に対する物が多く、支配的傾向であることが明らかになった。客観的データからは、リフォーム前後の最低室温値を抽出し、温熱快適性との連関を精査した。

ＮＥＢ・・温熱快適性生活満足度・ライフスタイル・嗜好性生活満足度

ＥＢ・・グリーンリフォームによる光熱費削減

神奈川区・目黒区・世田谷区他関東のグリーンリフォーム住宅30世帯および通常住宅30世帯程度を対象として、エネルギーデータの実測およびアンケート（N=1000）に基づいて「温熱快適性生活満足度NEB評価指標」として作成。

居住住宅のリフォームや中古住宅の購入時の情報提供・情報入手においてＮＥＢを活用できる可能性がある。