放射線による健康影響等に関する統一的な基礎資料
(令和元年度版、 HTML形式)

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第2章 放射線による被ばく
2.4 線量測定と計算

内部被ばく測定用の機器

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体内の放射能を直接測定するためには、全身から出てくるγ(ガンマ)線を測定するホールボディ・カウンタという機器を使います。ホールボディ・カウンタには、立って測る、寝て測る、座って測るタイプがあります。
放射性セシウムは、体の至る所に分布しますので、体内量の計測にはホールボディ・カウンタが使われます。一方、放射性ヨウ素による内部被ばくが疑われる場合には、甲状腺モニタが用いられます。これは、ヨウ素は甲状腺に蓄積するため(上巻P124「甲状腺について」)、首の甲状腺のある部分に放射線検出器を当てて、そこから出てくるγ線を測るものです。
測定にかかる時間は、簡易型全身カウンタで1~5分、精密型全身カウンタで10~30分、また甲状腺モニタで2~5分程度です。
(関連ページ:下巻P158「ホールボディ・カウンタによる内部被ばく検査」

本資料への収録日:2013年3月31日

改訂日:2018年2月28日

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