私たちの身の回りには日常的に放射線が存在し、知らず知らずのうちに放射線を受けています。日常生活において放射線被ばくをゼロにすることはできません。
宇宙から、そして大地から受ける自然放射線による外部被ばくや、食物や空気中のラドン等、自然由来の放射性物質から受ける内部被ばくは、合計すると年間で世界平均では2.4ミリシーベルト、日本平均では2.1ミリシーベルトになります(上巻P66「年間当たりの被ばく線量の比較」)。
また、日本では放射線検査等で受ける医療被ばくの割合が大きいことが知られています。これは一回の検査当たりの被ばく量が大きいCT検査が広く普及していることや胃がん検診で上部消化管検査が行われているためと考えられています。
本資料への収録日:平成25年3月31日
改訂日:平成31年3月31日