放射線による健康影響等に関する統一的な基礎資料
(平成28年度版、 HTML形式)

第10章 健康管理
10.6 妊産婦に関する調査

妊産婦に関する調査 わかってきたこと(1/2)

妊産婦に関する調査 わかってきたこと(1/2)
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震災後、一時的に福島県における出産数は減少しましたが、平成25、26年度は平成24年度と比べて増加しました。
また、放射線等の新生児への影響が心配されましたが、震災後、福島県内における早産率、低出生体重児率、先天奇形・先天異常発生率等は、全国的に人口動態統計や一般的に報告されているデータとは差がないことが分かっています。
なお、平成25年度厚生労働科学研究「先天異常モニタリング解析による本邦の先天異常発生状況の推移とその影響要因(放射線被ばくの影響、出生前診断の影響等を含む)に関する研究」の研究報告書においては、福島県の震災後の36分娩施設、17,773児の調査結果は全国的事例と同様の傾向にあり、他都道府県と比較して、特に高い先天異常発生率は認められていないとされています。

本資料への収録日:平成27年3月31日

改訂日:平成29年3月31日

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