結節はしこりとも呼ばれる、細胞が変化した塊です。良性と悪性(がん)がありますが、多くは良性です。
甲状腺がんには生涯にわたり健康に全く影響しない潜在がんが多いがんとして、以前から知られています。それらを発見して治療することは、患者さんにとって不利益になることも考えられます。そこで、一般的に小さな結節は細胞診等の詳しい検査を行わないことが多くあります。県民健康調査における甲状腺検査でも、それに準じて5.0mm以下の結節は二次検査は行わず、次回の超音波検査(一次検査)にて経過観察を行うこととしています。
A1判定の方が次回の検査でA2判定やB判定になったり、逆にA2判定の方がA1判定になることもあります。
本資料への収録日:平成25年3月31日
改訂日:平成29年3月31日