放射線による健康影響等に関する統一的な基礎資料
(平成28年度版、 HTML形式)

第10章 健康管理
10.3 甲状腺検査

甲状腺検査 概要(4/4)

甲状腺検査 概要(4/4)
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甲状腺の超音波検査(エコー検査)は、仰向けに寝た状態で行います。首の付け根の辺りにある甲状腺にゼリーを付けた器具(超音波プローブ)を当て、表面を滑らせ、結節(しこり)等を探します。
通常3~5分程度で終了し痛みは伴いません。
一次検査で得られた超音波診断画像は、総合的に客観的に判断するために、検査会場では判定せず、複数の専門医によって構成される判定委員会で判定が行われます。これは県民健康調査として一定の精度で判断することを心掛けているためでもあります。
なお、判定基準の大きさは判定の目安であり、超音波画像で悪性が疑われる場合は大きさに関係なくB判定として二次検査の受診をご案内しています。
二次検査ではより精緻な超音波検査や採血、採尿を行います。医師が必要と判断した場合は、甲状腺の細胞を細い針で採取し、検査を行う「穿刺吸引細胞診(せんしきゅういんさいぼうしん)」を行う場合もあります。

本資料への収録日:平成28年3月31日

改訂日:平成29年3月31日

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