放射線による健康影響等に関する統一的な基礎資料
(平成28年度版、 HTML形式)

第6章 事故の状況
6.4 廃炉に向けた取組と進捗

汚染水対策の進捗と今後の見通し

汚染水対策の進捗と今後の見通し
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汚染水対策については、①汚染源に水を「近づけない」、②汚染水を「漏らさない」、③汚染源を「取り除く」という方針の下、予防的かつ重層的な対策を実施しています。
2015年10月に、海側遮水壁の完成により港湾内への汚染水の流出が減少するなど、対策は着実に進展しており、こうした取組により、建屋への地下水流入量は、2011年の震災当初に比べ、約半減、周辺海域の放射性物質濃度は1万分の1以下、敷地境界の追加的実効線量は10分の1以下に改善しています。
2016(平成28)年3月末より凍結を開始した凍土壁の海側については、10月に地中部分の凍結が完了したところです。また、建屋内の高濃度汚染水を処理するべく1号機の復水器内の抜き取りを2016(平成28)年10月より開始したところです。引き続き「中長期ロードマップ」に基づき、着実に汚染水対策を進めていきます。

(出典:「平成28年11月11日多核種除去設備等処理水の取扱いに関する小委員会(第1回)」)
http://www.meti.go.jp/earthquake/nuclear/osensuitaisaku/committtee/takakusyu/pdf/001_02_01.pdf

本資料への収録日:平成25年3月31日

改訂日:平成29年3月31日

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