3項目のうち、「作業者と公衆における健康影響に関する更新情報」について要点を示しています。
詳細なレビューが行われた11編の査読付き学術論文とIAEA報告書は、1編を除いてUNSCEAR 2013年報告書の知見を強化するか、補足したことを紹介しています。
このうちIAEA報告書については、東京電力福島第一原子力発電所事故後に日本で開始された健康調査について記述していること、この中には、公衆を対象とした福島県民健康調査と復旧作業に関与した作業者の健康モニタリングが含まれていることを紹介しています。さらに、同報告書が、その刊行時点において、作業者と公衆については、医師により診断され、病理学的に確認され、それが東京電力福島第一原子力発電所事故で生じた放射線被ばくに起因すると考えうる健康への影響は認められていないと結論していることを紹介しています。
【報告書記載箇所】
・UNSCEAR2016年白書(日本語版P24,第104~106項及びP27~28,第119~120項から抜粋)
本資料への収録日:平成29年3月31日