放射線による健康影響等に関する統一的な基礎資料
(平成28年度版、 HTML形式)

第3章 放射線による健康影響
3.6 がん・白血病

白血病と線量反応関係

白血病と線量反応関係
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原爆被爆者における調査の結果から、慢性リンパ性白血病および成人T細胞白血病を除いた白血病の線量反応関係は二次関数的であり、線量が高くなるほどリスク上昇が急になる上に凹型の線量反応が示されています(図中の線形二次曲線)。一方、低線量では、単純な線形線量反応で予測されるよりもリスクは低くなると考えられています。
図中には骨髄吸収線量の線量階級別に求めた過剰相対リスクが黒い点で示されており、線形二次線量反応モデルに基づく過剰相対リスクは黒いラインで示されています。

本資料への収録日:平成25年3月31日

改訂日:平成29年3月31日

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