カリウムは生物に必要な元素であり、ほとんどの食品に含まれています。カリウムの0.01%は放射性カリウムであるため、ほとんどの食品には放射性カリウムが含まれています。放射性カリウムはβ(ベータ)線とγ(ガンマ)線を放出するため、食品を摂取することで内部被ばくをすることになります(上巻P74、「目で見る放射線」)。 体内のカリウム濃度は一定になるように保たれているため、食品のカリウムからの被ばく量は体格によって決まり、食生活による影響は受けないと考えられています(
上巻P8、「自然由来・人工由来」)。
乾物は、製品の状態で分析された値であり、乾燥による濃度上昇の効果も含まれます。例えば、乾燥により重量が10分の1になれば、濃度は10倍になります。
本資料への収録日:平成25年3月31日
改訂日:平成27年3月31日