放射線による健康影響等に関する統一的な基礎資料
(平成28年度版、 HTML形式)

第2章 放射線による被ばく
2.3 放射線の単位

"シーベルト"を単位とする線量

"シーベルト"を単位とする線量
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シーベルトは、①全身が受ける放射線の量(実効線量) (上巻P42、「実効線量と線量当量の値の違い」)、②内部被ばくによって受ける放射線の量(預託実効線量) (上巻P54、「預託実効線量」)、③ある場所だけ放射線を受ける局所被ばくの量(等価線量)、の単位として用いられています。どれも被ばくした個人や組織におけるがん、遺伝性影響の発生リスクを考慮して表されている点は共通です。
また、④サーベイメータの読み取り値にもシーベルトが使われているものもあります。これは空気の吸収線量(グレイ)にある係数を乗じてシーベルト換算し、人間が受ける実効線量の大きめの近似値として表示されているものです。全身均等被ばくの場合の実効線量シーベルトの近似値と考えてよいでしょう(上巻P44、「様々な測定機器」)。

本資料への収録日:平成25年3月31日

改訂日:平成27年3月31日

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