シーベルトは、①全身が受ける放射線の量(実効線量)(上巻P42「実効線量と線量当量の値の違い」)、②内部被ばくによって受ける放射線の量(預託実効線量)(上巻P56「預託実効線量」)、③ある場所だけ放射線を受ける局所被ばくの量(等価線量)、の単位として用いられています。どれも被ばくした個人や組織におけるがん、遺伝性影響の発生リスクを考慮して表されている点は共通です。
また、④サーベイメータの読み取り値にもシーベルトが使われているものもあります。これは周辺線量当量に換算した値を表示しているものです(上巻P44「様々な測定機器」)。
本資料への収録日:2013年3月31日
改訂日:2019年3月31日